全米メディアもウッズ復活Vに称賛の嵐「語り継がれる偉業」「2人の大統領とスポーツ界スター達が祝福」
ニューヨーク・ポスト紙は「ウッズは、トランプ、オバマを結びつけられる唯一の人間に」との皮肉な見出しを取り「アメリカ人が結集し、一つになれることができるもの。それは復活劇のストーリーだ。そしてウッズの物語は他のすべてを上回るものかもしれない。ゴルフ界のセンセーション(を巻き起こしたウッズ)がマスターズを13アンダーで勝った。この11年で初めてメジャー大会を制した日曜日の後、腰の手術、不倫、逮捕後の顔写真(といったスキャンダル)は補足の出来事でしかなくなった」と絶賛した。 そして、「現大統領と前大統領の2人は、少し前までは達成は無理と見られていた偉業に対して変わらぬ祝福を送った」と、トランプ大統領と、オバマ前大統領がSNSで発信したメッセージを紹介した。それによると、トランプ大統領は、「タイガー・ウッズへおめでとう、真の偉大なチャンピオンだ!」と書き、オバマ前大統領は「おめでとう、タイガー! すべての良いこと悪いことが起きた後に復活しマスターズに勝つことは、卓越さ、決してくじけない勇気、決意の表れだ」とメッセージを寄せたという。 またメジャー通算最多18勝の記録を持つジャック・ニクラウスの「私からタイガー・ウッズへ、とても良くやった! 彼のために、ゴルフ界のためにとてもうれしい。これはただ素晴らしいことだ!!!」というツイートを紹介。 テニス界からもセリーナ・ウィリアムズが、SNSで発信した「涙ながらにウッズを見ている。他にはない偉大さ。彼が、復活するため、きょう成し遂げたことをするために体を厳しく鍛えてきたことを知っているかしら? 100万回のおめでとう!大きな感動をありがとう」とのコメントも掲載された。同記事は「ファンから大統領、スポーツ界のスーパースターの仲間まで全員を感動させた瞬間だったようだ」と、まとめた。 米のヤフースポーツは、「ナイキがウッズのマスターズ勝利を祝い感動的なCMを発表」という記事を発信。帽子、ウエアなど用具の提供と共に莫大なスポンサーフィーでウッズを支えてきたナイキ社が、優勝決定後に、すぐに流したCM映像に焦点を当てた。 記事は「この広告は、ウッズの過去のメジャー大会での勝利や、うまくいかなかった大会も含めて、彼のこれまでのキャリアからの映像を合わせたビデオとなっている。もちろん、ウッズの復活について語るときに多くの最低の出来事は彼自身の不義によるものとする見方もある。それでもこのゴルフ界のレジェンドに同情しようとしまいと、11年も勝てなかった後、彼の年齢でメジャー大会を制することはスポーツにおける信じられない偉業といえる」と続け、ウッズの勝利を称えた。そして最後に「ナイキは、この何年か、このコマーシャルを流す準備ができていたようだが、心に正しく訴える上で(この日まで)待った価値があったようだ」と、締めくくっている。