【大学野球】大商大の“ボンズ”真鍋慧が2安打2打点の衝撃デビュー「全試合、スタメンで出られるように」
◆関西六野球春季リーグ戦 ▽第1節1回戦 大商大5―0大院大(6日・大阪市南港中央) 広陵(広島)で3度甲子園に出場した大商大・真鍋慧(けいた)内野手が「2番・指名打者」で開幕戦に出場。3回1死二、三塁で先制の適時二塁打を放つなど、2安打2打点の衝撃デビューを飾った。 4回2死一、二塁では中前適時打をマーク。高校時代にも経験がないという2番で結果を残し「チャンスで一本出たのは良かった。チームのためになることができたので良かった」と、静かに喜びをかみしめた。 高校時代は“ボンズ”の愛称で親しまれ、通算64本塁打を記録。プロ志望届を提出したが、ドラフト会議では指名漏れ。4位以下なら大商大に進学する意向を示していた。「投手のレベルが高い。変化球のキレや真っすぐのスピードが高校野球とは全然違う。確実性、守備、走塁も足りないので、鍛え上げていきたい」と課題を挙げた。 現在は、高校でもほとんど守っていなかった中堅をメインに練習している。打撃フォームも脱力を意識して大幅に変えた。高校野球が終わって5キロ増の98キロ。「全試合、スタメンで出られるように。本塁打のリーグ記録(12本。大商大・佐伯貴弘)を狙いたい。本塁打を打てて、打率も残せる打者が理想」。スター候補生が華々しいスタートを切った。
報知新聞社