【PANCRASE】りんご農家から柔道→マッハ道場入りで5年目のメインイベントの葛西和希が一本勝ち、師匠マッハの体形に驚きの声も
2024年5月25日(土)、東京・ニューピアホールにて『PANCRASE 343』(U-NEXT配信)が開催された。 【写真】現役時代とは全く異なるシルエットになった葛西の師匠・桜井マッハ速人もケージイン メインイベントはライト級の5分3Rで、4位の葛西和希(マッハ道場)と、9位の丸山数馬(Tri.H studio)が対戦した。 柔道ベースの葛西は、プロデビュー2戦目からPANCRASEに参戦し、MMA8勝3敗。フェザー級からライト級に上げてから負けた相手はトップランカーの粕谷優介と松本光史のみ。松岡嵩志、木村俊也に連勝中。青森の実家はりんご農家で、ファイトショーツにその屋号「葛西果実」を刻む。28歳。 2015年のネオブラッドトーナメント・ウェルター級で優勝している丸山は、PANCRASEライト級で活躍し、2023年『ROAD TO UFC』に出場。一回戦でキム・サンウクに一本負け。11月のPANCRASE復帰戦では、ランカーの平信一に2Rダウンを奪われたものの、3Rにテイクダウンを奪い判定勝ちした。31歳。 ▼ライト級5分3R 〇葛西和希(マッハ道場)4位・11勝3敗 70.7kg [2R 4分00秒 リアネイキドチョーク] ×丸山数馬(Tri.H studio)9位・9勝5敗 70.55kg 1R、ともにオーソドックス構え。アップライトの葛西。上下レベルチェンジの丸山。そこに左ヒザも見せる葛西は右ストレート。それをかわした丸山はダブルレッグテイクダウン! 金網で立つ葛西。右で差す丸山は押し込み。四つで回す丸山に残す葛西。丸山のクラッチを切る。 クラッチする葛西を押し込む丸山。右で差して左はボディをこつこつつくが、葛西は金網背にクラッチは解かず。丸山はかかと蹴りもブレーク。 ワンツーで前に出る葛西に右ミドルを返した丸山はダブルレッグへ。ここは差し上げた葛西がボディロックテイクダウン! パウンドにすぐに立つ丸山。四つからの丸山の崩しに上を取ったのは葛西。鉄槌に、すぐに立つ丸山。右でおっつける葛西。離れ際に右ヒジ! そこにダブルレッグの丸山、スプロールする葛西。3者葛西のラウンドに。 2R、ジャブを突く葛西。右ボディストレートの丸山は右オーバーハンドを返す。左ジャブを突く丸山は右カーフ。しかし葛西も右カーフ、左ミドル。シングルレッグから上組みに移行する丸山。 ともに体を入れ替え、押し込む丸山。左で差すと、左を差し込んだ葛西は四つから声を挙げて左右ヒザを突いて、ボディロックテイクダウン! ケージウォークで亀からシングルレッグで立ち上がる丸山。しかし葛西はバック奪い、ボディロックテイクダウン! 片足のみで一気にリアネイキドチョーク! 腰をずらして暴れようとする丸山に最後は両足をかけて絞めてタップを奪った。 試合後、ケージの中で師匠・桜井マッハ速人の祝福を受けた葛西。その体形に驚きの声も上がるなか、葛西は「ご来場ありがとうございました。今回、KOしたかったんですけどすごく強くて、でも極められたんで、次、久米さんか天弥くん、空いているほうでお願いします。自分も世界で戦っていけるような選手になっていきたと思います」と語った。 またバックステージでは、「メインでバチバチの試合をしたかったけど組みでも極められる練習をしてきました。世界で戦う1人になりたいから、まずは目指すはキングオブパンクラス」と王座を目標とするとし、最後に「実家の『葛西果実』は林檎だったり、林檎ジュースは美味しいと評判です。ファイターじゃなくても1日1個食べると毎日快便でいいと思うので、皆さんもぜひ」と自慢の林檎を薦めた。
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