対戦が決まった軍司泰斗（左）と門口佳佑

　K-1とRISEが2月2日、都内で会見を開き「RISE ELDORADO 2024」（3月17日、東京・東京体育館）と「K-1 WORLD MAX」（3月20日、東京・国立代々木競技場第一体育館）の2大会に渡って行われるK-1とRISEの10対10の対抗戦のカードを発表した。 　会見にはK-1グループから宮田充Krushプロデューサー、RISEからは伊藤隆代表、そして全出場選手が登壇した。 「K-1 WORLD MAX」では王者同士の対戦が2試合実現。K-1 WORLD GPフェザー級王者の軍司泰斗（K-1ジム総本部チームペガサス）とRISEフェザー級王者の門口佳佑（EX ARES）が対戦する。 　軍司は2021年12月に椿原龍矢を破り王座獲得。2022年に行われた「K-1フェザー級世界最強決定トーナメント」では圧倒的な強さを見せて優勝。その後は海外の強豪相手に4連勝も判定勝ちが続いている。現在、2020年から12連勝（3KO）中。 　対する門口は2022年8月に梅井泰成を破り王座獲得。その後、SBの山田彪太朗、K-1の新美貴士、SBの川上叶を相手に対抗戦3連勝。前戦では魁斗を相手に初防衛を果たしている。

初の対抗戦へ静かに闘志を燃やす軍司

　会見では宮田氏が「“フェザー級の日本一を決める舞台が欲しい”という軍司選手のアピールがずっとあった。K-1のリングで軍司選手の思いをかなえる形となった。舞台を作るまでが僕らの仕事。そこで軍司選手がどんな仕事を見せてくれるか。勝ちっぷりも問われる試合だと思う。これでフェザー級がどんな流れになっていくのか。勝敗もそうだし、お客さんを熱くさせることができれば、その後の日本のフェザー級の流れができていくと思う。そういう意味でもとても重要な一戦」とこの一戦を位置付けた。 　これを受け軍司は「対抗戦にずっと出たいと言っていて、こういう形で組んでもらった。相手も他団体のトップの門口選手ということで、僕らが言っている“フェザー級統一”という形の最終章という形になると思うので、そこで勝って、今後、世界に行きたいと思っている」と語った。 　一方、門口は「“フェザー級統一の始まり”という感じで宮田さんがおっしゃっていたが、それは僕がほぼやってきた。僕がなんでK-1に出たいかというと、自分がずっとフェザー級統一の道をやってきたのに、おいしい思いをされるのは嫌やなと思ったから。で“軍司選手にはK-1にいてもらって、僕が倒しに行くんで”という気持ちでK-1に出たいということを伊藤代表に伝えさせてもらった。僕は本当にこれが最終章だと思っているので、死に物狂いで取りに行く」と「フェザー級統一」についてはすでに自分が先んじていることを強調した。