サラー擁するエジプト、マフレズのアルジェリア、W杯2大会出場のチュニジアも大苦戦 アフリカNo.1決める戦いは大混戦に
アフリカのレベルも確実に上がっている
日本ではカタールで開催されているアジアカップ2023の話題が増えているが、現在コートジボワールで開催されているアフリカ・ネイションズカップ2023も見逃せない。 競争力ではアジアカップより上だろう。グループステージからアフリカ・ネイションズカップは荒れ模様で、予想のつかない展開となっている。 まずグループBでは、FWモハメド・サラー擁するエジプト代表が2戦連続ドローと苦戦している。その隙を突いて一気に2連勝で首位に躍り出たのは、カーボベルデ代表だ。カーボベルデは初戦でガーナ代表を2-1で撃破し、続く第2節ではモザンビークを3-0で一蹴。すでに決勝トーナメント進出を決めており、この展開は予想外だったか。 グループCでは19日に行われたセネガルVSカメルーンのビッグマッチでセネガルが3-1で勝利。カメルーンは初戦でギニアと引き分けているため、早くもグループ3位でピンチだ。 グループDではリヤド・マフレズ擁するアルジェリア代表が初戦でアンゴラ代表と1-1で引き分け、続く第2節のブルキナファソ戦も土壇場に追いついての2-2ドローと出遅れている。アルジェリアは2019年大会の王者だけに、アンゴラとブルキナファソ相手の躓きは意外な展開と言える。 またグループEではチュニジアが初戦でナミビアに0-1で敗れ、第2節ではマリと1-1で引き分けている。チュニジアは2018、2022とワールドカップにも出場していて、組織力の高いチームとして評判だ。こちらも意外な展開だ。 開催国としてグループAに入るコートジボワールも第2節ではナイジェリアに0-1で敗れてグループ3位に転落。やはりアフリカの戦いは厳しく、ホスト国でもグループを突破できるとは限らない。 前回大会はセネガルが制しているが、カーボベルデやブルキナファソ、1勝1分でグループA首位に立つ赤道ギニアなど、力をつけているチームもある。アフリカ・ネイションズカップの戦いは最後まで読めないものとなりそうだ。
構成/ザ・ワールド編集部