【秋華賞】“天才少女”チェルヴィニアが強敵撃破し牝馬2冠を奪取だ！
牝馬3冠の最終戦「第29回秋華賞」が13日、京都競馬場で行われる。注目はオークス馬チェルヴィニアだ。桜花賞ではよもやの13着と大敗を喫したが、立て直して見事に樫の女王に輝いた。それ以来の実戦でも、乗り込みは入念かつ順調。春の2冠を分け合った桜花賞馬ステレンボッシュと3度目の対決を制し、世代最強牝馬の座に就く。 譲れない秋の戦いが始まる。世代最強牝馬の座をかけて、樫の女王チェルヴィニアが出陣。オークス以来5カ月ぶりの実戦でも、美浦Wコースで3週続けて7ハロン以上の長めから時計を出して入念に調整。ここへの意欲がひしひしと感じられる。 「3週連続で長めから時計を出すのは（馬には）大変だったと思うけど、それでも大丈夫だろうと判断してやりました。久しぶりに前を追いかける形にした割にまずまず落ち着いて走れていましたね。先週から着実に上がっています」 2日の1週前追い切り（美浦Wコース8ハロン112秒9、ラスト1ハロン11秒4）を終えて、太田助手が感触を伝えた。桜花賞（13着）の前とほぼ同じ約5カ月の休み明けではあるが、乗り込みの強度は明らかにそのとき以上。「桜花賞のときは中身が伴っていなかった。今回は体調、毛ヅヤはいいし、走り出してからの雰囲気もおおむねオークス前くらいの感じ。息の使い方も悪くない」と、ムードはいい。 初の京都芝・内2000メートルに対しても「折り合いに不安がないので、ゲートさえ（五分に）出れば上手に立ち回れると思うし、それができるように調整してきた」と、しっかり準備はしている。 力強く、大きなストライドでどこまでも伸びていきそうな走りはルメール騎手もほれ込んだほど。天才少女チェルヴィニアが、桜花賞馬ステレンボッシュとの3度目のバトルに勝利し、牝馬2冠を奪取する。（夕刊フジ）
