松下洸平×松下優也が初共演! ジェフリー・アーチャーの小説『ケインとアベル』初のミュージカル化が決定
ミュージカル『ケイン&アベル(けいんとあべる)』が、2025年1月から3月に東京・東急シアターオーブ、大阪・新歌舞伎座で上演される。 【全ての写真】東宝ミュージカル初主演となる松下洸平 『ケイン&アベル』は、イギリスの国民的作家であるジェフリー・アーチャーのベストセラー小説『ケインとアベル』を原作とした東宝ミュージカルの最新作。20世紀初頭、ボストンで銀行家の一族ケイン家の長男として生まれたウィリアム・ケイン。彼は将来、父の後を継ぐ銀行家として素晴らしい一生を約束された子としてこの世に生を受ける。ウィリアムが生まれた同じ日に、ポーランドの山奥で私生児として貧困と劣悪な環境に生まれたのがヴワデク、後のアベル・ロスノフスキである。 ウィリアムは名門校に通い生涯の友マシューと出会い、12歳で父がタイタニック号に乗り合わせていたために年若くしてケイン家の家長となる。母は後に再婚相手のオズボーンの子どもを出産する時に命を落とし、オズボーンのウィリアムの資産の使い込みも発覚し、ウィリアムの憎しみの対象としてその後の彼の人生に常に黒い影として登場することになる。ハーバードを卒業後は父の銀行で働きだし、ウィリアムは自分の足で人生を歩み出すようになる。 一方、アベルはロシア軍のポーランド侵攻とドイツによる統治で苦労を重ね、新しい人生を切り開くためアメリカに渡る。ホテルのウェイターとして働きながら、彼の持前の頭の良さと忍耐力で周囲の人々に認められ、遂にホテルグループの支配人までに出世したが、アベルにチャンスをくれた恩人が株式市場の暴落で破産・自殺をしてしまう。彼はホテルへの融資を拒否した銀行の担当者であったウィリアムに一生かかってでも復讐を遂げることを固く心に誓う。祖国ポーランドの救済とウィリアムへの復讐だけを胸に秘めたアベル。ふたりの熾烈な戦いが始まる――。 世界初演となる今回は、ウィリアム・ケイン役を東宝ミュージカル初主演となる松下洸平、アベル・ロスノフスキ役を松下とは初共演の松下優也が演じる。またフロレンティナ役で咲妃みゆ、ザフィア役で知念里奈、ケイト・ブルックス役で愛加あゆ、ジョージ・ノヴァク役で上川一哉、マシュー・レスター役で植原卓也、リチャード・ケイン役で竹内將人、ヘンリー・オズボーン役で今拓哉、アラン・ロイド役で益岡徹が出演するほか、宿命のライバル同士にとって最大の衝突を生むきっかけとなるデイヴィス・リロイ役を山口祐一郎が務める。 音楽は、2001年に日本で初演された『ジキル&ハイド』から今夏にハロルド・ピンター劇場で英国カンパニーが12週間上演を行う最新作『四月は君の嘘』まで、数多くのミュージカルを手がけるフランク・ワイルドホーン、脚本・演出は、『ニュー・ブレイン』(2009年シアタークリエ)、『ザ・ミュージック・マン』(2023年日生劇場)の日本版演出が高く評価されるダニエル・ゴールドスタインが担当。さらに歌詞をミュージカル版『アメリ』などで知られるネイサン・タイセン、振付を『&Juliet』『KPOP』がトニー賞にノミネートされたジェニファー・ウェーバーが手がける。 <公演情報> ミュージカル『ケイン&アベル』 原作:ジェフリー・アーチャー 音楽:フランク・ワイルドホーン 歌詞:ネイサン・タイセン 振付:ジェニファー・ウェーバー 脚本・演出:ダニエル・ゴールドスタイン 【配役・キャスト】 ウィリアム・ケイン:松下洸平 アベル・ロスノフスキ:松下優也 フロレンティナ:咲妃みゆ ザフィア:知念里奈 ケイト・ブルックス:愛加あゆ ジョージ・ノヴァク:上川一哉 マシュー・レスター:植原卓也 リチャード・ケイン:竹内將人 ヘンリー・オズボーン:今拓哉 アラン・ロイド:益岡徹 デイヴィス・リロイ:山口祐一郎 【東京公演】 日程:2025年1月・2月 会場:東急シアターオーブ 【大阪公演】 日程:2025年2月・3月 会場:新歌舞伎座