このままだと失敗…。前半戦ガッカリだったJ2の新戦力(9)最多失点の一因? 安定感を欠くCB
2024シーズンの明治安田J2リーグは折り返し地点を過ぎた。新戦力が活躍して飛躍したチームがある一方で、期待の新戦力がハマらずに苦しんでいるケースもある。今回は、今季J2のクラブに加入した選手で期待通りにいっていない選手を紹介する。※各データは6月16日時点『transfermarkt』を参照。
DF:藤谷匠(栃木SC) 生年月日:1995年12月6日(28歳) 前所属クラブ:FC岐阜 2024リーグ戦成績:18試合0得点1アシスト 藤谷匠は、2018年にFC岐阜に加入してプロキャリアを始めた。2年目にJ2で19試合に出場すると、2020シーズンからはクラブの降格に伴い、J3でプレーすることになり、コンスタントにプレーして経験を重ね、今季から栃木SCでプレーしている。 J3で活躍を続けた藤谷は、もともと身体能力が高いセンターバックだったが、岐阜でキャリアを重ねる中で周囲を見渡す能力も身につけたことでよりバランスを取って守れるようになり、栃木ですぐにレギュラーに定着した。 しかし、肝心の栃木の守備がかなり問題で、第19節まで終えて37失点はリーグでワーストの数字だ。2023シーズンはシーズントータルで47失点という数字だっただけに、守備の崩壊はすぐに修正したい。 もちろん、栃木の守備の問題は藤谷だけが悪いわけではない。ただ、第11節の鹿児島ユナイテッドFC戦では最終ラインのボール回しで足にボールがつかずにロストしてしまったところから失点を許すなど、はっきりと藤谷の責任と言える失点があるのも事実だ。
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