富山の酒と食アピール ダイナースクラブ、11月から富裕層向けツアー
三井住友トラストクラブ(東京都中央区)が発行するクレジットカードの「ダイナースクラブ」は11月から来年1月にかけて、富山県内で富裕層会員を対象にした旅行ツアーを行う。羽田空港から貸し切りジェット機で富山空港に向かい、各地を巡りながら富山の食を堪能する。2泊3日で代金は1人150万円~330万円。21、22日は同社の五十嵐幸司社長が来県し、ツアーの訪問先を視察した。 ツアー初日は、高級シャンパン「ドン・ペリニヨン」の醸造最高責任者を務めたリシャール・ジョフロワ氏が設立した日本酒メーカー「白岩」(立山町)を訪問。普段は非公開の酒蔵で、すしとのペアリングランチを楽しみ、夜は県美術館を貸し切ってアート鑑賞に浸る。2日目以降も富山市東岩瀬町や南砺市利賀村の有名レストランで富山ならではの味を満喫する。 五十嵐社長は22日、県美術館を訪れ、館内を見て回った。2日間の視察を振り返り「東岩瀬町はいいお店が集中し、普通の観光地と違ってゆったりと過ごせ、特別感がある。白岩も自然の中にあり、唯一無二の施設だ」と評価。「日本酒と食にこだわって企画した。自信を持ってお薦めしたい」とアピールした。
ツアーの運営は、まちづくり会社「TOYAMATO」が担う。