数字とエピソードで見る、IUが圧倒的人気を誇り続ける7つの理由
2008年にデビューして以来、“国民の妹”“寄付天使”など様々な異名を持つIU。3月23日、24日に東京、7月には大阪で行われる来日公演は、日本デビューを果たした2012年の公演以来実に約12年ぶりとなる。 そこで、2008年のデビュー以来様々な記録を打ち立てて「韓国のレジェンド歌姫」として君臨し続ける7つの理由を、数字やエピソードとともに分析する。 【写真】BTSジョングクもファンを公言! IUのキュートな瞬間ギャラリー
貧しかった幼少期を乗り越えて歌手に
IUに貧しかった時期があるのは有名な話。元々は経済面の心配がない家庭に育ったものの、母親が連帯保証人になってしまったことで多額の借金を抱え、両親のもとを離れて弟と祖母とともに狭いワンルーム生活をすることに。祖母が市場でアクセサリーを売って稼いだお金でどうにか生計を立てていたそうで、tvN「名簿公開」では「食事はジャガイモで済ませることが多かった」と振り返っている。
歌手を目指すようになったきっかけは中学1年生の頃の運動会で大勢の前で歌を歌った時。体育の授業中に騒いでいた罰で歌を歌ったら、あまりの上手さに「運動会でも歌ってみたら?」と提案されたんだそう。KBS「乗勝長駆」では、「校内に希望者が多くいた中で、1年生の自分1人でステージに立つことになったから先輩の目線が怖かった」と明かした。
しかし、歌手を目指して年に20回以上受けたオーディションは全て不合格。ある事務所には「金を払えば練習生にする」と話をもちかけられて大金を支払うも、後日会社ごとなくなるという詐欺にも遭った。家から相次いでゴキブリが発生して親戚の家に身を置いていたときには歌手の夢を笑われることもあったそうだが、見事LOENエンターテインメントに合格。2008年に練習生期間10か月・15歳でソロ歌手デビューを果たす。
明るいコンセプトと歌唱力で一気にスターダム入り
デビューを果たすも、最初は人気が出ず苦戦。2008年はユンナやBoAなど女性ソロ歌手の活躍は多かったけれど、少女時代やWonder Girlsなどが第二世代のアイドルブームを巻き起こしていた頃。有名作曲家や先輩歌手からの支持は受けたものの、中学生離れした歌声を活かした暗いバラード曲「Lost Child」の結果は振るわなかった。