【ライブレポート】愛から生まれたHY、特別な1日に「366日」新バージョン初披露
HYのワンマンライブ「HY 366DAYS Premium Live」が本日2月29日に東京・Billboard Live TOKYOで開催された。本稿では2部制のライブのうち1部の模様をレポートする。 【動画】16年を経て生まれ変わった「366日」 ■ 結成25周年イヤーの特別な1日 本日は平年には存在しない366日目、すなわち“うるう日”。今年結成25周年イヤーに突入するHYは、代表曲「366日」のタイトルにちなんでこの日を特別な日と位置づけ、このプレミアムライブを実施した。「366日」の伴奏が流れる中で登場したメンバーは、客席の端から端まで手を振り、一礼。そしてまだまだ肌寒い今の季節にぴったりの「初雪」でライブをスタートさせた。 続いて軽快なアップチューン「さよならまたね」、情感豊かなバラード「あの日のまま」などで客席をじわじわと温めたHY。許田信介(B)の音頭で観客と乾杯をしたのち、トークを展開した。「1年が1日多い分、やりたいこと」というお題に、名嘉俊(Dr)は「ワカサギ釣り」と回答。仲宗根泉(Key, Vo)が「HYのライブ初めての人?」と客席に呼びかけると多くの手が挙がり「なんで初めて来てみようと思った? 時間を割いてくれてうれしい」と喜んだ。「今日は素敵な気持ちで帰れるように」という曲振りで演奏されたのは、特別アレンジのラブソング「I LOVE YOU」。次の「花束」では新里英之(Vo, G)が客席をぐるりと歩き、ファンとのコミュニケーションを楽しんだ。 ■ 夜景を背に「366日」新バージョン初披露 新里は2003年発表の2ndアルバム「Street Story」の思いがけないヒットで、次作の制作時にメンバーが大きなプレッシャーを感じていたことを回想。そんな裏話を経て、3rdアルバム「TRUNK」から「僕がキミを」が披露されると、場内がエモーショナルな空気に包まれる。さらにヒット曲「AM11:00」が演奏され、観客は歌ったり、手を掲げたりして思い思いに楽しんだ。そして「僕たちは愛から生まれてきました。みんな1人ひとり、愛の塊なんだよ!」と新里が語ったのち、HYは最後に「LOVE」でハートフルな空気を会場中に広げ、ステージをあとにした。 アンコールではステージ後方の幕が開き、東京の夜景が顔を出す。美しい光景をバックに再登場したHYは、楽曲「366日」をモチーフにしたドラマが4月にスタートすることに触れ「16年前のこの曲が今も聴かれているのは、みんなが歌いつなげてきてくれたから」とコメント。最後に仲宗根と新里の情感豊かな歌声が絡み合う、「366日」の新バージョン「366日(Official Duet ver.)」をライブ初披露し、感動的なムードの中でライブに幕を下ろした。 ■ セットリスト □ 「HY 366DAYS Premium Live」2024年2月29日 Billboard Live TOKYO 01. 初雪 02. さよならまたね 03. あの日のまま 04. 至近距離恋愛 05. I LOVE YOU 06. 花束 07. 僕がキミを 08. AM11:00 09. 風になって花になって 10. LOVE <アンコール> 11. 366日(Official Duet ver.)