東京・練馬の住宅に2人組が侵入、60歳代の住民が「強盗です」「首絞められた」通報
30日午前2時40分頃、東京都練馬区大泉町の2階建て住宅に2人組の男が押し入り、住人の60歳代男性の顔を殴るなどの暴行を加えて逃走した。警視庁石神井署幹部によると、男性は顔から出血するけがを負ったが、命に別条はないという。現金も奪われたとみられ、同署は強盗致傷事件として逃げた2人の行方を追っている。
発表によると、男性は1人暮らしで、事件当時は2階で就寝中だった。男らは2階の一室に侵入し、無言のまま男性の顔を殴って首を締め付けた後、1階に降りて逃走した。男性が「強盗です。首を絞められた」と110番した。玄関のドアは施錠されていなかった。
男らはいずれも若く、1人は黒っぽい服装で、もう1人は白っぽい服装だった。懐中電灯を持っており、1人は目出し帽をかぶっていたという。
男性は「現金を盗まれた」と話しており、同署が被害品の特定を進めるとともに、首都圏などで相次ぐ「闇バイト」を実行役とする強盗事件との関連を調べる。
現場は西武池袋線大泉学園駅から北東に約2キロの住宅街。同区大泉町では9月28日未明にも住宅を狙った強盗致傷事件が発生し、これまでに実行役ら6人が逮捕されている。