ニッポン放送・松本秀夫アナ、背番号は「着けた人に対する球団の想いが込められている」も…背番号変更で実況失敗エピソードも
◆ いつでもみんなのプロ野球!実況アナルーム12月のテーマは“背番号” 今年最後となる実況アナルーム。ニッポン放送ショウアップナイターで実況を務める松本秀夫アナウンサーが、選手のこと、自分自身のことを交えて背番号について語ってくれた。 松本アナは「ある選手がメジャーに挑戦した後、外国人選手が自分の背番号を着けた時に“俺の番号をもっと大切にしてほしいな”と憤慨していたんだよね。次に誰が着けるというのは、その前に着けていた人に対する球団の想いが込められているんだなと。それで知りましたね」としみじみ語ってくれた。 また、松本アナは「毎年のように10人単位で変えていたよね。背番号は玉突き式に何人も変えると背番号が変わるんだよね。若い頃はいいんだけど、背番号を覚えるのは大変だったね。思い出せないんだけど、背番号を激しく変わっていた選手もいましたよね」と、原辰徳氏が巨人監督時代は背番号シャッフルがオフの恒例行事みたいなところがあった。 「キャンプ行った時に“あれっ!?”ていうさ。そうかそうか変わったのか、巨人だから顔を見れば概ねわかるんだけど、背番号を見た時にパッと出てくる。去年までと違うんだよというのがさ。キャンプから4月ぐらいまでイメージが違うかな」と巨人の背番号変更はアナウンサー泣かせだったようだ。 シーズン中の中継でも、「去年の番号で覚えちゃっているんだよね。代打で出てくる時とか、パッと背番号を見てネクストバッターズサークルで顔まで見えないから、背番号で誰だと中継中に言っちゃったんだよね。“○○がバットを振っています”と行ったら、ディレクターから違います、誰々ですと言われて、“そうだ!”というのがあったね」という失敗エピソードを明かした。 失敗でいえば、松本アナ自身も20代の時にショウアップナイターズという社内の草野球チームを立ち上げた時に、「ユニホームを作ろうとなって、背番号は申告制で、今思えば、図々しいことしたなと思って、1番が空いているから1番を選んだら、いろんなアナウンサーの先輩からお前生意気だ、謙虚さがないと怒られてしまって。結局着けたんだけど(笑)。大先輩がいる中で空いていたら、何も考えないで選んだら、背番号はこういうふうに思われるんだと。今思えば反省しています」ということもあったそうだ。 そんな、松本アナ主宰の劇団チェンジアップ第3回公演が来年1月11日~13日にかけて行われる。野球に特化したコント芝居で今回は「詳しいストーリーは別として阪神時代の江川さんのユニホームというのが出てきます。ネットで検索するとすぐに(阪神で着ける予定の)背番号が出てくるんだよね。つけていないんだけど、3番だったというのでさ。そのユニホームがどこにも存在しないだろうなと思って、それを役者が着るというシーンがあるんだよ。今それをどうしようかと話している」と舞台裏を明かした。劇団チェンジアップの公演にも注目だ。 (ニッポン放送ショウアップナイター)
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