「アット・ザ・ベンチ」に出演した広瀬すず、仲野太賀、岡山天音らのコメント到着
写真家・映像監督の奥山由之が監督を務めたオムニバス映画「アット・ザ・ベンチ」の新たな場面写真とスタッフ・キャスト15名のコメントが到着した。 【動画】広瀬すず・仲野太賀らが共演したオムニバス映画「アット・ザ・ベンチ」予告はこちら 「アット・ザ・ベンチ」は変わり続ける街・東京を舞台にさまざまな人物の思い出の時間を紡ぎたいという奥山の願いによって始まったプロジェクト。二子玉川の川沿いに佇む古ぼけたベンチを舞台に、人々の何気ない日常が切り取られていく。2023年9月に第1編、2024年4月に第2編がVimeoで無料公開されて話題を呼んだ。劇場公開時には新たに3編を加えた長編作品としてスクリーンにかけられる。 第1編と第5編に広瀬すず、仲野太賀、第2編に岸井ゆきの、岡山天音、荒川良々が出演。第3編には今田美桜、森七菜が参加し、第4編のキャストには草なぎ剛、吉岡里帆、神木隆之介が名を連ねた。脚本は、第1編と第5編を生方美久、第2編を蓮見翔(ダウ90000)、第3編を根本宗子、第4編を奥山が執筆。音楽はnever young beachのボーカル&ギターとして知られる安部勇磨が担当している。 全5編のキャラクターたちを捉えた新場面写真は15点。広瀬は「日が暮れる時間に撮っているので時間がないはずなのに、ぽかぽかとお風呂に浸かっているかのような心の温まりかたであり、トキメキが詰まっていた時間でした」、仲野は「監督の人柄を知り尽くした素敵なスタッフ陣は思いやりでいっぱいだし、広瀬すずさんとの初共演、一緒に演技をするのが本当に楽しかったです」とそれぞれ撮影を振り返る。岡山は「監督に嫉妬心を覚えたのは初めてかも知れません。試写室で、よくわからないけど面白すぎる世界に連れて行かれました」とつづり、今田は「とにかく感情をむき出しにしてぶつけ合っております」と森との共演を振り返る。奥山は「温かさと真摯さに満ちた皆さんと共に作品を作らせて頂けたことが、何よりも嬉しく、幸せでなりません。まるでご褒美のような時間でした」と語った。 「アット・ザ・ベンチ」は11月15日より東京・テアトル新宿、109シネマズ二子玉川、大阪・テアトル梅田など全国29館で公開される。 ※草なぎ剛のなぎは弓へんに前の旧字体、その下に刀が正式表記 ■ 広瀬すず コメント お芝居している感覚がこんなにもないのかと、日が暮れる時間に撮っているので時間がないはずなのに、ぽかぽかとお風呂に浸かっているかのような心の温まりかたであり、トキメキが詰まっていた時間でした。視界にカメラが一切ない現場なんて、最初で最後だろうな。他の素敵な皆様のパートもすっごく面白かったです。おっくん、たいがくん、ありがとう! 皆様も楽しみにしていてください。 ■ 仲野太賀 コメント 「いつか、このベンチで映画を撮りたい」奥山監督がそんな話をしてくれた事がありました。まさか本当に実現するとは。友人でもある彼の監督デビューに誘ってもらえたこと、こんなにも嬉しい事はありません。監督の人柄を知り尽くした素敵なスタッフ陣は思いやりでいっぱいだし、広瀬すずさんとの初共演、一緒に演技をするのが本当に楽しかったです。あの日、あの場所でしかあり得なかった時間がたしかに映った本編は、とってもキラキラして見えました。 ■ 岸井ゆきの コメント ピュアでたおやかな奥山監督とみなさんと、のびのびと撮影できたすてきな現場でした。蓮見翔さんの書く強烈にどうでもよさそうでどうでもよくないやり取りで空気の隙間を埋めていくのがとても楽しかったです。天気がいい日に外のベンチでごはん食べるとしたら何を選ぶか、劇場で答え合わせしましょう。わたしも全てがつながった映画をスクリーンで観るのを楽しみにしています。 ■ 岡山天音 コメント 監督に嫉妬心を覚えたのは初めてかも知れません。試写室で、よくわからないけど面白すぎる世界に連れて行かれました。自分の知らない他エピソードと一つに繋がれた完成品を観終わる頃には、何の変哲もないベンチに、得体の知れない愛着が芽生えていました。自分も自分の日常の、何の変哲も無い、でも自分にとっては特別な何かに、きちんと愛着を持って暮らしたいな、と思いました。今作の一部になれたことが本当に光栄です。 ■ 荒川良々 コメント 2015年にGINZAというオシャレな雑誌に衣装が用意されモデルさんみたいな、自分には珍しい仕事がありました。衣装に着替え外国人のモデルさんと、怒鳴り合い続けてくださいとの指示。その写真を撮ってたのが奥山由之さんでした。写真をみたらやはりムフフでした。前置きが長くなりましたが、その奥山さんが自主映画を撮られました。「アット・ザ・ベンチ」乞うご期待!! ■ 今田美桜 コメント すてきな機会をいただき、第3編に参加させていただきました。とにかく感情をむき出しにしてぶつけ合っております。嵐のように姉妹の愛憎が混ざりあった会話がとても愛らしく、クスッとします。全編を見たときに、1つのベンチを軸にこんなにも違う日常が広がっていて、どこか懐かしく、ホカホカした気持ちになりました。皆さんに見ていただけるのが楽しみです。 ■ 森七菜 コメント 一つのベンチにいくつもの物語があって、それは特別なことじゃないかもしれない、自分があの時座ったあのベンチもあの時蹴飛ばしたあのボールにもいろんな人につながっていく線があって。そんなことを考えながら街を歩くと自分もその続きになってみたくなった。何かと関わるということが億劫な世の中で、必然のように席につく登場人物たちがどれだけ愛すべき者たちなのかをこのベンチが教えてくれました。ep.3は嵐のようにすぎていく一編だと思います。私自身とても楽しい撮影でした。公開を楽しみにしていただければと思います。 ■ 草なぎ剛 コメント 現場での撮影の仕方が今までと異なり映画の未来への可能性を感じました。 これからは、ベンチを見かけると、必ずこの作品を思い出すだろう!と思っています。 素敵な作品に参加出来て、良かったです。 ■ 吉岡里帆 コメント 忘れたくないのに無くなっていく場所、自分の心に留めておきたい場所がある。思い入れのある実在するベンチを軸に置くことで、様々なキャラクター達の愛らしさや可笑しみが浮き彫りになり奥山監督の柔らかい“らしさ”を感じました。私が出演させていただいた物語はトリッキーでウィットに富んでいます! まさか神木君に演出してもらい、草なぎさんと宇宙語を話すことになるとは…後にも先にもこの作品だけだと思います。現場では今何をしてるのか分からなくなり笑い転げました。ぜひ5編通して観て、違和感を楽しんでいただきたいです。 ■ 神木隆之介 コメント 草なぎさん吉岡さんと久しぶりの共演させていただいて嬉しかったですし、わずかな時間でしたがとても貴重な経験をさせていただきました。奥山監督とは以前広告の写真でのお仕事でご一緒して以来で、今回映像でご一緒出来たのはとても嬉しいです。監督の眼に映る光景の中の一部になれて幸せに思います。僕は映っている以上に色々やっているので、ぜひ楽しみにしていてください。 ■ 安部勇磨 コメント 奥山くんにしか撮れない映画です。 観れば観るほど奥山くんだなってホッとしました。 変な奥山くんが好きです。 ■ 生方美久 コメント 自由で朗らか、なのにハイクオリティー。最高に幸せな作品です。奥山さんからお手紙のようなDMをいただき、即決。その後、初対面で、真冬に、あのベンチで、「こんなのどうですかねー。寒いですねー」なんて話をしながら物語をつくりました。あれから二年足らずで劇場公開。すっごくうれしいです。 ■ 蓮見翔 コメント 自分の作品がスクリーンで観れるのがすごく嬉しいです。どこかの街にあるであろうなんてことないベンチの話を、いろんな街で観れるのってすごく贅沢なことだと思うので、僕もどこか行ったことない街で観たいです。その街にこの映画みたいなベンチがあったらいいなと思っているし、多分あるだろうなとも思ってます。 ■ 根本宗子 コメント 絶対に自分が関わりたいと思えるお仕事というのは、いつだって最初の連絡でわかります。とにかく全ての言葉を尽くして説明してくださっていたその文面には奥山さんのこの企画に対する熱い想いが詰まっていました。写真家として唯一無二の場所を築き上げた同世代の天才、奥山由之さんが30代で新たな挑戦に出ることを、同じクリエイターとして凄く尊敬しましたし、やっぱりこの方の熱意は凄いと思わされました。そんな、奥山さんにとって大切な機会に、脚本家としてお声掛けいただけたこと大変光栄に思いましたし、凄く楽しく書かせていただけて感謝しています。心身共にエネルギーを使う脚本に奥山さんを率いる座組みの皆様、何より今田さん、森さんのお二人が素晴らしく息を吹き込んでくださっていて最高でした! ■ 奥山由之 コメント 温かさと真摯さに満ちた皆さんと共に作品を作らせて頂けたことが、何よりも嬉しく、幸せでなりません。まるでご褒美のような時間でした。本当にありがとうございます! ただただ「ベンチで話している人たちを見つめる」というシンプルな作品ではありますが、登場人物や情景に向けられた愛おしい眼差しを、ぜひ劇場でご覧頂けましたら幸いです。 (c)2024 Yoshiyuki Okuyama/Spoon Inc, All Rights Reserved.