【プレビュー】巻き返したい浦和の3連敗阻止か、上位追撃中の名古屋の3連勝か | Jリーグ
【国内サッカー プレビュー】明治安田J1リーグは4月27日から28日にかけて第10節が開催。埼玉スタジアムでは、浦和レッズと名古屋グランパスが対戦する。
チーム状態が対照的な両者が、埼玉スタジアムで顔を合わせる。4月はここまで1勝3敗と負け越し現在は今季初の連敗中である浦和レッズと、3勝1分けと負けなしの名古屋グランパス。4月最後のゲームで勝点3をつかむのはどちらだろうか。 なかなか浦和の成績が安定しない。第6節・FC東京戦(1●2)を逆転で落としたが、第7節・サガン鳥栖戦(3〇0)で快勝。チアゴ・サンタナに3試合連続でゴールが生まれるなど、今季最多の3ゴールが飛び出した。ようやくここからエンジンがかかり上昇していくかと思われたが、第8節・柏レイソル戦、第9節・ガンバ大阪戦で連敗。どちらも0-1の敗戦となり、G大阪戦ではホーム初黒星となった。 今季初の連敗で黒星が先行してしまった状況で迎えるは、絶好調の名古屋。現状を考えれば、チーム全体の勢いやピッチ上の意思疎通では劣ってしまうのは仕方ない。求められるのは、その逆境をはね返すだけのパワーになるだろう。 ミッドウィークのJリーグYBCルヴァンカップ1stラウンド2回戦・ガイナーレ鳥取戦(5〇2)では中島翔哉に2ゴールが生まれ、伊藤敦樹もゴールネットを揺らした。リーグ戦では無得点が続く彼らに一発が生まれたことは追い風になるかもしれない。 埼スタで3連敗は許されない。絶対的ホームのアドバンテージを生かし、まずは成績を五分に戻したい。 いま最も勢いのあるチームが名古屋だ。現在は、開幕3連敗のチームと同じチームとは思えないようなアグレッシブなサッカーを披露。前節は開幕から無敗で首位に立っていたセレッソ大阪を永井謙佑の決勝ゴールで破り、初黒星をつけた。 第4節・柏レイソル戦で初勝利を飾って以降は、5勝1分けと急上昇中で順位も5位にまで浮上。現在首位の町田ゼルビアとの勝点差はたった1ゲーム差である。 この負けなしの期間を振り返ると、攻守の歯車がかみ合っていることはスコアから伝わってくる。この6試合で複数失点の試合はなく、5勝中4勝が複数得点を挙げてつかんだ勝利であり、その内3試合が完封勝ちと、決して派手な勝ち方はしていないが、接戦を確実に制している。 浦和のホームに乗り込んで戦うゲームは簡単ではないが、いまのチームに恐れるものはない。手堅く守りながら決定機を見逃さずに仕留めて、3ポイントを持ち帰る。