【詳報】警察車両が横断中の5歳女児はねる 近くに母親、女児は頭や背中など打ち病院に搬送 島根県浜田市
27日午後3時40分ごろ、浜田市熱田町の県道で、島根県警本部所属の男性警察官(27)が運転する警察車両が、横断歩道付近を渡っていた浜田市内の女児(5)をはねた。女児は頭や背中、腰を打って浜田市内の病院に搬送されたが軽傷という。 警察官は勤務中で、ワンボックスカーを運転しており、助手席には同じ職場の男性警察官(48)が乗っていた。県警は「今後の業務に差し支える」と業務内容を明らかにせず、階級や所属部署もプライバシー保護を理由に公表していない。 現場は浜田市立浜田幼稚園北側の幅員4・3メートルの道路で、中央線と歩道はない。警察車両は益田市方面に向かっていたという。当時、近くに母親がいた。県警が車両の速度などを調べている。 県警監察課の長崎憲弘課長は「調査を尽くし、事実に即して厳正に対処する。警察職員が事故を起こしたのは誠に遺憾で、被害者や家族、県民の皆さまに深くおわび申し上げる」とコメントした。
(新藤正春)