１次リーグ突破済みだが、ＭＦ松木玖生は気合十分だ

　U－23日本代表MF松木玖生（20＝FC東京）が〝日韓決戦〟に向けて強い闘志を見せた。パリ五輪アジア最終予選を兼ねるU－23アジアカップ（カタール）に出場している大岩ジャパンは、開幕2連勝で決勝トーナメント進出が決定。22日に行われる1次リーグ最終戦で、首位突破をかけて宿敵・韓国と激突する。 　21日の練習後に取材に応じた松木は「自分たち日本としては絶対に勝たないといけない相手ですし、（昨年10月のアジア大会決勝では）負けているので、そこでリベンジじゃないですけど、しっかりと勝たないといけない」と燃えたぎる思いを口にした。 　韓国も2連勝で1次リーグ突破を決めており、その実力は昨年11月にU－21フランス代表を敵地で3―0と撃破していることからも「今大会最強」と目されている。「ビルドアップのやり方も日本に似ている感じもあり、結構厄介な相手だなと思う」と警戒を強めた。 　特に要注意なのが、今大会3得点をマークしている193センチの大型FWイ・ヨンジュンだ。「韓国で全部の得点を取っているというのは、数字を見ただけでも強力な選手だと思う」と松木も怪物ストライカーを意識。それでも「自分たちのバックラインも、それ以上に強さもあると思う。しっかりと抑えてくれることを期待しながら、前の選手たちはしたたかにゴールを狙っていく」と勝利に導くゴールを宣言した。 「自分たちは1回負けている相手なので、絶対に勝たないといけない。今大会に関しては全試合勝つつもりでいるので、徹底的に韓国戦を戦うことができれば、次につながる」と繰り返し強調した松木。宿敵相手に〝悪魔の左足〟が炸裂するか。