日本舞踊の師範がBガールに挑戦!江戸川区の「シニア・ブレイキン」チームが熱い
舞踊家である猿若清紫恵(さるわか・きよしえ)さん(74)は、新たな踊りに挑戦している――とは言っても日本舞踊ではなく、パリ五輪から正式種目に採用されるブレイキン(ブレイクダンス)だ。 猿若さんは、パリ五輪から正式種目に採用されるブレイキンへの挑戦に、迷いはなかったという。 日本舞踊家 猿若清紫恵さん 「次のパリ五輪ではブレイクダンスで日本が初めての金メダル候補だって(聞いて)、日本ってすごいなと思ってね。ブレイクダンスはよく高架線の下でね若い子たちが練習をやっていたんですよ。私も若ければやっていたなと思いながら、見てはいたんですよね。まさか自分がやるとは思わなくて」 猿若さんは、国内で唯一年配者だけで構成されているブレイクダンスチーム「アラスタイルシニア」に参加した。チームは現在約15人のメンバーで構成されており、国内大会で優勝した経験を持つ新井佑典さんが指導に当たっている。 インストラクター 新井佑典さん 「シニアの方が江戸川区に集まってきて、それが日本、そこから世界へ羽ばたいていったらすごい嬉しいなって思います。まだまだ可能性があるんで、とにかくシニアの方が健康に楽しくブレイキンを取り入れて、みんなに注目されて、どんどん(参加者が)増えていってくれたら嬉しいと思っています」 挑戦する動きは、「B-Boy」や「B-Girl」と呼ばれるブレイクダンサーが繰り出すアクロバティックな技には程遠い。ただ、アラスタイルの「Bレディース」たちの目標は楽しむこと、そして健康を維持することだ。 「そんな難しいことはね、もちろん年ですから頭でクルクル回ったり、片手で立ったりなんて絶対できないけれども、下半身強化ね。運動にはなるなと思ったので、それで続けています」