家づくりでストレス爆発、コンセントの設置場所はここじゃなかった
家づくりの後悔で多いのが、コンセントの位置です。使う場所と微妙に違うだけで、日々ストレスがたまってしまいます。1年前に地元工務店で注文住宅を建てた日刊住まいライターも、そんなひとり。こだわって床に取りつけたアップコンセントは、抜き差しが面倒。延長コードをつなげて使えば、目障りだし、すき間から冷気が! また、プリンター用に設置した収納棚のコンセントも、ほかの用途では使い勝手が悪すぎ。ではどうすればよかったのか、住んでわかった正解の場所も語ります。
こだわってつけたはずのコンセントに後悔
筆者は夫と子ども2人(小学3年生と6年生)の4人家族。1年前に工務店で延床面積39坪、2階建ての家を建てました。 わが家は家づくりの際、コンセントの位置をどこにどう配置するか、よく使う家電を考え、シミュレーションして決めたはずでした。しかし、実際に住み始めてみると、後悔することがあったのです。 住んで1年たった今、こだわってつけたはずのコンセントの、なにが問題だったのかをレポートします。
床に取りつけたコンセントは差すのが面倒
LDKの床には、アップコンセントが2つあります。写真は、リビングの床に取りつけた、アップコンセントです。 アップコンセントとは、必要なときだけ、ボタンひとつでコンセントが飛び出し、プラグの抜き差しができるコンセントのこと。床にアップコンセントがあれば、ソファでくつろぎながらスマホやタブレット、パソコンを、充電しながら使えて便利だろうと思っていました。 ですが実際には、しゃがんでコンセントに差すのが面倒。正直、あまり使っていません。 それよりも今は、壁に取りつけたコンセントで充電することが多いです。
ダイニングテーブル下のコンセントも場所が違った
キッチン横のダイニングテーブルの下にも、アップコンセントを設置しました。ここにあるとタコ焼き器や、ホットプレートを使うとき、便利だと思ったからです。 しかし、実際にはにおい問題が気になり、換気扇の下で焼いている状況。まだその用途では使っていません。結局、スマホやイヤホンなどを充電するために使っています。 こちらも床にしゃがんでいちいち抜き差しするのが面倒で、延長コードを買うことになりました。ただ、そうすると、一時的に使うのがメリットだったアップコンセントに、延長コードがずっと差しっぱなしという状態に。 そうすると、普段の掃除がしにくいだけでなく、コンセントの周りにホコリがたまります。延長コードがごちゃついて見え、見た目もよくないです。 それだけではありません。アップコンセントのすき間から、床下からの冷気が入ってくるのです。こんなデメリットがあるなら、床につけなければよかったと思っています。 住んでみてわかったのですが、キッチン横のダイニングテーブルより、ちょっと上の位置にコンセントを設置するのが正解でした。筆者は、工務店に相談する前からできないと諦めしまったのです。代わりに床にアップコンセントを設置したことが、悔やまれてなりません。