玉川徹ただいま絶好調!TVで吠えて、ラジオで人生相談、万博は出禁…来春は大学教授?
玉川徹は、いつまで元テレビ朝日社員という肩書で呼ばれるのだろう。定年退職してすでに10カ月、TOKYO FMで毎週木曜昼に冠番組も始まり、そろそろ別の呼び方をされてもよさそうなものなのに、この人にピッタリというのがなかなか見当たらない。朝ワイド「モーニングショー」のレギュラーコメンテーター、「ラジオのタマカワ」のパーソナリティーなら、ジャーナリストとか評論家でもおかしくないが、どうも似合わない。ご本人はそんな“規格外の自分”に近ごろ少し自信を持ったのか、何しろ絶好調である。 キムタクを縛り続ける《公称176cm》のデータ…「Believe」番宣行脚でも視聴者の関心は共演者との身長比較 「以前の玉川サンはとがってる印象だったのですが、“フリー”になって柔らかくなった感じ。でも、パー券裏金問題では、『企業・団体献金の禁止がキモ』『できなければ政権交代の理由になる』とか、『円が安すぎる。アベノミクスの結果』と、吠えるときは吠える。ただ、そんなときも、理屈っぽくなくなりましたね。社員時代よりグンと好感度はアップしてますよ」(ワイドショーウオッチャー) ラジオでは「ラジタマ人生相談」というコーナーがあって、早期退職しようか悩んでいる55歳のリスナーに、「僕も考えたことがある」と悩みを明かしてアドバイスしたり、恋愛は面倒という若者に、「恋は“する”ものじゃなくて“落ちる”もの。僕の経験から言って」と恋愛論を熱く語る。「実は不動産研究が趣味」と私生活を明かし、番組でかける曲も玉川が選ぶ。なるほど、「テレビではまだ出せていない玉川徹の新たな一面を発信!!」という番組キャッチ通り、そこにはモーニングショーとは違う玉川徹がいる。 かと思うと、吉村洋文大阪府知事から大阪万博出禁を言われたりと、まあ、賑やかである。おそらく、多くのテレビ番組から出演オファー殺到だろうが、玉川サン、行く末をどう考えているのだろう。 ■東海大学の可能性 「玉川は旅行が好きで、北海道など各地に定宿があるみたいだし、毎年、羽鳥慎一に連れられて京都に田植えと稲刈りに出かけるといいます。健康オタクを自任していて、毎日1万歩のウオーキングも欠かさない。退職後は、仕事も生活スタイルもいよいよマイペースで、どこの事務所にも所属せず、出演オファーがあっても、すぐには受けないようです。健康・病気ものや旅ものの特番、インタビュアーとしての出演なら興味がありそうですがね」(テレビ情報誌編集デスク) 大学も玉川を招聘したがっているという。 京都大学大学院の修士で勉強大好きだから、教授・講師の資格は十分。知名度抜群の“玉川教授”は、学生集めにも効果絶大だろう。TOKYO FMの冠番組は、実はその準備なのではないか。「エフエム東京」の筆頭株主は東海大学である。来年春あたりから、講座を持つのかもしれない。 そうなれば、「東海大教授」を名乗ってもいいのだが、これも違和感というか、やっぱり似合わねえなあ。 何を言ってもやっても玉川サンだから、玉川徹の肩書は、そう、「玉川徹」なのだ。 (コラムニスト・海原かみな)