アブダビ、新AI投資会社で運用資産1000億ドル超を目指す-関係者
(ブルームバーグ): アラブ首長国連邦(UAE)アブダビ首長国は、人工知能(AI)と半導体のディールに焦点を合わせたテクノロジー投資会社を設立した。事情に詳しい複数の関係者によると、運用資産は数年以内に1000億ドル(約14兆7000億円)を超える可能性がある。
アブダビは11日、新会社MGXを発表。政府系ファンドのムバダラ・インベストメントとAI企業のG42を設立パートナーとしている。発表文によると、ムバダラの直接投資プラットフォームの最高経営責任者(CEO)であるアーメド・ヤヒア・アル・イドリシ氏がMGXのCEOに就任する。
関係者らによれば、ムバダラとG42のポートフォリオは当面現状が維持され、MGXは当初アブダビ政府からの資金を基に独自の取引を目指すという。関係者らは、情報が非公開だとして匿名を条件に語った。
関係者らによれば、MGXはAIインフラ、半導体、AIコア技術ならびにアプリケーションの3つを主要な柱とし、それぞれにおいて最良のパートナーを追求していくという。
G42の担当者はコメントの要請にこれまで応じていない。ムバダラはコメントを控えた。
原題:Abu Dhabi Said to Target $100 Billion AUM for AI Investment Firm(抜粋)
--取材協力:Kateryna Kadabashy.
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Ben Bartenstein