レッドソックス昨年から本拠地7連敗…「ゲームを動かすプレー出来ていない」吉田正尚は1安打ももどかしげ
◆米大リーグ レッドソックス4―9オリオールズ=延長10回=(11日・米マサチューセッツ州ボストン=フェンウェイパーク) レッドソックスの吉田正尚外野手が11日(日本時間12日)、本拠地で行われたオリオールズ戦に「3番・DH」で先発。延長10回は左翼守備に就き、5打数1安打1打点で、打率は2割2分2厘となった。レッドソックスは延長10回の末、4―9で敗れ、今季初の3連敗。 前日、渡米後初の「7番」に入った吉田。この日は主砲ディバースが左肩痛で先発を外れたこともあり、開幕2戦目の3月29日(マリナーズ)以来、「3番」に入った。 初回1死三塁の第1打席はニゴロで三塁走者をかえす最低限の仕事を果たした。3回の第3打席は、ファウルで3球粘った後の6球目、98マイル(158キロ)の直球を中前に弾き返し、2試合連続安打となったが、8回の第4打席はニゴロ。DH制を解除した延長10回は、左翼守備に入り、サヨナラ勝ちへの準備を整えたものの、6番手のキャンベルが2ラン&3ランを浴びた。 ヒットは出たものの、「なかなか得点に絡んだり、ゲームを動かすようなプレーが出来ていない。投手に対して自分から(前に)行ってしまって、上手く距離が取れていない。そこは、向き合ってやっていきたい。何とかチームに貢献したい思いです」と、吉田はもどかしそうだ。本拠地開幕カードでスイープされ、チームは昨年9月23日からホーム7連敗だ。 「同地区で勝たないといけないので、痛いですけど、まだホームで(試合が)続きますし、また明日から切り替えてやっていきたい」と前を向いた。レッドソックスは本拠地の今季最長10連戦中。12日は大谷翔平の抜けたエンゼルスを迎え撃つ。
報知新聞社