唐沢寿明、4年ぶり地上波連ドラ主演 来年1月期テレ朝日系「プライベートバンカー」 大富豪の資産管理や裏金疑惑などを解決
俳優、唐沢寿明(61)が2025年1月9日スタートのテレビ朝日系「プライベートバンカー」(木曜後9・0)に主演することが4日、分かった。同作では資産10億円以上の富豪が持つ財産や利益を守る敏腕プライベートバンカー役で、目的達成のためには手段を選ばずに相続争いや愛人問題、裏金疑惑などを解決。唐沢は「これまでにない題材で興味深い」と気合が入っている。 唐沢が豊富な金融知識と幅広い人脈などを武器に活躍する新たなヒーロー像に挑戦する。 「プライベートバンカー」(PB)は実際にある職業で、富裕層の資産形成や事業継承などを支援するマネーのプロフェッショナル。今作は海外の証券会社などを渡り歩き、資産10億円以上の大富豪を顧客にする敏腕PB、庵野(唐沢)が相続問題や愛人問題、裏金疑惑や経営争いなどに鋭く切り込むオリジナルの痛快金融サスペンスだ。 庵野は一見穏やかだが、心の内を表に出さないミステリアスな雰囲気で目的達成のためには手段を選ばない非情な一面を持つ。卓越したスキルで巧妙なわなや裏切りなども予測する庵野について唐沢は、「秘密主義で人を操ってどこか楽しんでいるようなところがあり、自分とはかけ離れたキャラクターですが、現実でもきっとこういう人はいるよな、と感じさせる人物」と分析した。 今作は2020~21年放送のテレビ朝日系「24 JAPAN」以来、約4年ぶりの地上波連続ドラマ主演作。過去にフジテレビ系「白い巨塔」「不毛地帯」など名作連ドラに主演したが「これまでにない題材で描くストーリーが興味深く、脚本もとても面白く読ませていただいた」と新境地の開拓に気合が入る。 物語には資産7000億円の大富豪や投資詐欺で多額の借金を抱えた社長などが登場。唐沢は「作品にはさまざまな金融知識も盛り込まれているので、僕自身もいろんな知識を学んで活用してみたいと思いました」と理解を深めつつ「作品に携わる人間としては、面白いものを作れるかどうかが大事なので『面白いものを作っているな』と思ってもらえる作品にすることが僕らの役目だと思っています」と座長の使命感に燃えていた。 ★西浦氏と3度目タッグ
今作の監督はフジテレビ系「コード・ブルー-ドクターヘリ緊急救命-」シリーズや、今年7月期のTBS系「ブラックペアン シーズン2」などを手掛けた西浦正記氏。唐沢は昨年のWOWOW「フィクサー」シリーズなどで西浦氏の作品に参加し、今回は3度目のタッグとなる。唐沢は「彼はとてもアイデアマンで非常に信頼できる演出家のひとり。僕自身は現場で自分が思い描いていることがうまく演じられるように努めるだけです」と約束した。