【陸上】サッカー久保建英のいとこ、久保凜が女子800m初優勝「ラスト250mからスパート」
<陸上:日本選手権>◇30日◇最終日◇新潟・デンカビッグスワンスタジアム◇女子800メートル決勝 昨夏の全国高校総体(インターハイ)女王の久保凛(東大阪大敬愛高2年)が、女子800メートルで初出場初優勝を飾った。 250メートル付近からロングスパートをかけて、ラスト100メートルで女子1500メートル、5000メートルの2種目でパリオリンピック(五輪)代表に内定している田中希実(ニューバランス)らを一気に引き離して、2分3秒13の自己ベストで優勝した。 「最初の100メートルで前に行かれたので、落ち着いてラスト250メートルからスパートする走りをしようと思った」と久保。高校生が同種目の頂点に立つのは16年福田翔子以来8年ぶり。 29日の予選でも全体トップの2分3秒60をマーク。序盤から先頭でレースを引っ張り、同組で出場したに先着していた。 サッカー日本代表MF久保建英のいとこ。1分59秒30の五輪標準記録には届かなかったが「標準記録突破を目指していた。もっと練習を積んで世界で勝てるようになりたい」と未来を見据えていた。