水量が増して勢いよく海に流れ落ちる対島の滝＝伊東市八幡野

　伊東市八幡野で幻の滝と言われる「対島の滝」が出現している。18日の豪雨の影響でさらに水量が増し、勢いよく海に流れ落ちる様子が散策する人を楽しませている。 　対島川から城ケ崎海岸に流れ落ちる滝で、まとまった雨が降った後にしか現れない。20日もやや茶色く濁った水が上流から豪快に流れ、展望台までしぶきが上がった。伊東自然歴史案内人会城ケ崎部会の大野光一部会長によると、しばらくは楽しめるという。 　東京都から観光で訪れた20代女性は「こんな名所があるとは思わなかった。迫力があり、癒やされた」と喜んだ。