【山口】残高証明書を改ざん 元職員を起訴
山口朝日放送
山口県の周南市文化振興財団で、約1億4200万円の使途不明金が発覚した問題で、この金を横領した疑いがもたれている60代の元職員の男が、財団の預金口座の残高証明書を改ざんしたなどとして起訴されました。 有印私文書偽造などの罪で起訴されたのは、周南市文化振興財団の元職員、澤野正典被告です。 起訴状によりますと、澤野被告は2019年から2022年までの会計監査の際に、実際の資産残高が、記帳されている金額より少ない事を隠すため、定期預金の残高証明書を偽造した疑いがもたれています。 澤野被告は、残高証明書の日付を消しゴムで消して書き換え正当な書類として、財団に提出したとされています。 山口地検は、澤野被告の認否を明らかにしていません。