戦力アップ失敗!? J1夏の補強評価ランキング17位。調子を取り戻したように見えるが…。待ち受ける過密日程でどうなる
毎年サッカー界を賑わす移籍市場は、世界はもちろん日本でも盛り上がりを見せる一大行事だ。多くのファンが一喜一憂するこの期間は、その年のクラブの成績を左右する大事な時期となる。今回は、先日閉幕した夏の移籍市場で的確な補強を成功させたJ1クラブをランキング形式で紹介する。(文:Nobuya Akazawa|J1全部見るマン)
17位:川崎フロンターレ 【IN】 • 河原創[鳥栖/新加入] • 山口瑠伊[町田/期限付き] • セサル・アイダル[レッドブル・ブラガンチーノ(ブラジル)/期限付き] 【OUT】 • 大南拓磨[OHルーヴェン(ベルギー)/期限付き] • 上福元直人[湘南] • 永長鷹虎[宮崎/期限付き] 徐々に調子を取り戻しているようにも見える川崎フロンターレだが、第29節の北海道コンサドーレ札幌戦では脆さも見せており、上昇気流に乗ったとは言い難い。カウンターを受けてピンチを招くシーンが多くあるのが不調の原因の1つで、トランジションの多さが目に付く。 河原創の加入は、解決策になり得る補強となるかもしれない。サガン鳥栖から加入した河原は圧倒的な運動量を誇り、ネガティブ・トランジションで強みを発揮できるタイプのMF。サイドバック(SB)が上がったスペースを埋める走力や、ボール保持でも安定したクオリティを見せてくれる。 大島僚太が長期離脱から復帰したものの、9月に開幕するAFCチャンピオンズリーグエリートも組み込まれる過密日程を戦ううえで、2季連続フルタイム出場という鉄人ぶりを見せる河原の加入は心強い。
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