柔道同門の絆 全中で競演へ コロナで断たれた目標「3人で全国」ついに実現(愛媛)
3人そろって全国大会へ―。20日から長野県で開かれる柔道の全国中学総体に、かつて同じ道場で汗を流した3人の女子選手が出場する。全員で全国大会に出ることを目指し、小学生のころから競い合ってきた。新型コロナウイルス禍で一度目標を失ったが、強い絆と諦めない心を保ち、実現した。 西本咲希さん(14)=久米中3年、岡崎愛乃さん(15)=桑原中3年、西村愛結さん(14)=今治市日吉中3年=は、小学生のころに松山市の拓南柔道会で柔道を始めた。同学年で仲が良く、6年時には全員が県予選を勝ち抜き、2021年の全国大会出場を決めた。 しかし当時はコロナ感染者が急増。世間が東京五輪で盛り上がるさなか、県予選約1週間後に全国大会中止が決まった。目指した道が断たれる無念さと理不尽さを味わった。
愛媛新聞社