桂文珍8月に独演会 ゲストに米団治・米朝さんの思い出語る
桂文珍8月に独演会 ゲストに米団治・米朝さんの思い出語る THE PAGE大阪
落語家の桂文珍が8日、8月8日になんばグランド花月で行われる恒例の独演会開催に向けての会見を大阪市中央区の吉本興業で行った。今回の独演会ゲストは桂米団治。文珍は米団治の父で今年3月に亡くなった桂米朝さんをゲストに迎えた時のことなどを振り返り、米団治に対しては「しっかり芸をやってもらいたい」と笑顔で話した。
33年もあっという間やったなと思う
文珍は「もう33回目になりました。ある人に33回忌やというめでたいコメントを頂きまして、なに言うとんねやと話しました。33年もあっという間やったなと思うんですが」と冒頭であいさつ。独演会の3つの演題「玄界集落」「花見酒」「寝床」について、時事的な笑いを交えながら説明した。 演題のひとつ「玄界集落」では、文珍自らが「桂珍幻彩」となり、地方をどう創生するんだというテーマに沿った話を、玄界灘を眺めている小さな集落の話にして、地方活性化をどうしたら良いかという内容にしているという。
米朝師匠が訪ねた場所は上方落語やりやすい
そして、ゲストの話題に。13年ほど前に桂米朝さんに出てもらい、自らが「地獄八景亡者戯」をやったことを振り返り「米朝師匠にお稽古していただいた縁で出ていただいた。今回は、そのご子息であられます米やん(桂米団治)を呼んで『なにするの』と聞いたら『地獄八景亡者戯』をやると言った」などと話した。 米団治については「彼なりに演出を変えまして、あの世でお父さんに会えるようなつくりになってるんじゃないか。花を添えてくれるという風に期待をしております」と期待を寄せていた。 また、ゲストをオファーした時の反応は「涙を流さんばかりに(笑)本当に呼んでいただけるんですかと喜んでいましたけどね」と話す。 また「米朝師匠がね、耕して頂いたおかげで全国行きましても、米朝師匠が一度言ってはったり数回訪ねてはるところは上方落語はやりやすいんですよ。ありがたいことだと思っております。米団治くんもこのタイミングでぜひにとお願いしました。しっかり芸をやってもらいたい」と笑顔で話してた。