（写真：テレビ北海道）

オーストラリアの航空大手・カンタス航空がこの冬に予定していた新千歳・シドニー線の季節運航を中止する見通しとなったことが分かりました。 カンタス航空は約４年半ぶりとなる季節運航を検討し、ことし12月から来年3月にかけ、1週間当たり数往復を運航する計画でした。しかし、航空機燃料や空港業務に関わる人手が不足し、新千歳空港での準備が整わず計画を中止する見通しになったということです。  カンタス航空は2019年12月に新千歳ーシドニー線の季節運航を始めましたが、新型コロナによる入国制限を受け、2020年3月に休止を余儀なくされていました。道内を訪れる外国人観光客は回復傾向にありますが、計画の中止によってオーストラリアのスキー客減少で、冬の道内観光に影響する可能性があります。  道などによりますと、燃料や人手の不足によって新千歳空港で運航を見合わせた国際定期便は、1週間に換算すると56往復で、運航便の約3分の1に上っているということです。