松嶋菜々子さん「これからは柔軟に歳を重ねたい」|美ST
そよ風がなびく清らかな朝にエレガントな笑顔と優雅な佇まいでスタジオ入りしてくれた女優の松嶋菜々子さん。昨年50歳を迎えてもその美貌は衰えることを知らず、さらに心も体もよりラクに柔軟になっているそう。そんな松嶋さんに50代になって変化したことを伺いました。 【写真あり】“50歳”とは思えない美しさ...松嶋菜々子さん
今が幸せだから過去に戻りたいと思うことはありません
■お話を伺ったのは…松嶋菜々子さん(50歳) 《Profile》 ’73年神奈川県出身。’96年NHK連続テレビ小説「ひまわり」のヒロインに抜擢され、’97年『恋と花火と観覧車』で映画デビュー。代表作に映画『リング』『ホワイトアウト』『眉山』『祈りの幕が下りる時』など、ドラマ主演作は大河ドラマ「利家とまつ」「救命病棟24時」シリーズ、「やまとなでしこ」「家政婦のミタ」など。放送中の「アナザーストリーズ 運命の分岐点」(NHK 総合金曜21時~)ではナビゲーターを務める。夫婦初共演の「SHISEIDO MEN」のCMは話題に。 昨年50歳になりました。でも40代のときから50歳の気持ちでいたから、ようやく、という感じです。実年齢と心が合致して、落ち着いた気分です。いい感じに過去を懐かしめて、今の私も過去の私も受け入れられるし、昔の写真を見て若かったなと思うことはあっても、今が幸せだから過去に戻りたいと思うことはありません。 50歳直前から髪を伸ばし始めました。仕事とは関係なく、しばらくミディアムの長さだったので、なんとなく。愛用しているオールインワンのクリームシャンプーは、頭皮と髪を洗った後、シャンプー剤を流さずに、そのままクリームがついた状態で湯船に浸かって5分間リラックス。するとパック効果もあって洗い流すと頭皮はスッキリで髪はふんわりツヤツヤになります。ドライヤーを使わなくても朝起きるとまとまっているのが嬉しい。 髪全体を4~5ブロックに分け、毛先でなく中段あたりをアイロンで2回巻き、髪が長いとツヤが大事なのでオイルをつけてスタイル完成です。美容院には3カ月に1度行く程度ですね。若い頃はアドバイスされるがままエステにも、最初のうちは3週間に1度、5セット終わったら3カ月に1度、と真面目に通いましたが、何でもやりすぎず、ほどほどの方が肌も髪も調子がいいです。私の勝手な論理ですが。 美容よりも年齢を経て気を配っているのは睡眠。その上で大切なのはパジャマだと思います。昔はトレーナーで寝ていましたが、今は熱の発散性が高い前開きボタンで吸水性の高いガーゼのパジャマが気持ちよくて、ブルーとベージュの無地を交代で着ています。枕は枕診断士のところでストレートネックの私の首に合う高さ3センチの薄い枕を作っていただきました。おかげでよく眠れて、仕事が落ち着いている今は8時間睡眠。寝ているときも幸せですね。