乃木坂46、「卒業ラッシュ」と話題に 過去の“ラッシュ”には2年間で17名が卒業
アイドルグループ・乃木坂46が「卒業ラッシュ」と話題だ。今月11日、12日に東京ドームで開催されたコンサートでグループを卒業した3期生の山下美月に続き、同じく3期生の阪口珠美、4期生の清宮レイが卒業を発表。卒業コンサートからわずか2週間で卒業生が続いたからだ。 【写真】「卒業ラッシュ」の2年間に卒業した17名の乃木坂46メンバー 2016年9月に3期生メンバーとしてグループに加入した山下は、ことし2月に卒業発表。2日間行われた卒業コンサートでは合計10万人が集まり、配信でも多くのファンが彼女のアイドルとしての最後の姿を見守った。在籍年数は7年8ヵ月、24歳での卒業だった。そんな山下の卒業から10日後に卒業発表したのが、山下と同じく3期生の阪口だ。35枚目シングル「チャンスは平等」の活動期間である7月をもって卒業するといい、在籍期間は7年10ヵ月、22歳での卒業となる。 山下の卒業からわずか10日後の発表で、3期生の卒業が続いたことにファンからは動揺の声が上がったが、その阪口から3日後に卒業発表をしたのが4期生の清宮レイだった。清宮も阪口と同じく7月に卒業。清宮は2018年12月にグループに加入。在籍期間は5年7ヵ月、20歳での卒業となる。 山下の卒業から2週間の間に、立て続けに行われた発表にファンは驚きを隠せなかった。エックスでは「卒業ラッシュ」がトレンド入りし、「今年は卒業ラッシュになりそう」「まだ卒業ラッシュは序章」などのコメントが続々と上がった。 振り返ると乃木坂46にとって、「卒業ラッシュ」といえるのは過去に2度あった。1度目が2018年で、この年には、川村真洋、生駒里奈、斎藤ちはる、相楽伊織、若月佑美、能條愛未、川後陽菜、西野七瀬の8名が卒業。デビュー曲「ぐるぐるカーテン」から5曲連続で表題曲センターを務めた生駒や、表題曲センターをグループ最多の7曲務めた西野の卒業など節目の年となった。
■長い「卒業ラッシュ」のはじまり
そして、最も卒業生が続いた2度目の「卒業ラッシュ」が2021年3月~2023年3月にかけての2年間だ。2021年3月の2期生・堀未央奈の卒業を皮切りに、2021年には松村沙友理、伊藤純奈、渡辺みり愛、大園桃子、高山一実、寺田蘭世、生田絵梨花の8名が卒業。さらに翌年の2022年にもその勢いは止まらず、新内眞衣、星野みなみ、北野日奈子、山崎怜奈、樋口日奈、和田まあや、齋藤飛鳥の7名が卒業した。また、年が明けて、2023年2月には“最後の1期生”秋元真夏が、3月には“最後の2期生”鈴木絢音が卒業し、乃木坂46は3期生から5期生メンバーで構成される新体制のグループとなった。 堀が卒業したのが2021年3月28日、鈴木が卒業したのが2023年3月28日で、ちょうどこの2年間の間に17名が卒業したことになる。まさに長い「卒業ラッシュ」といえる2年だった。 この2年間に卒業したメンバーで在籍期間が最も短かったのは、唯一3期生の卒業となった大園桃子で、加入からちょうど5年、当時の年齢は21歳だった。在籍期間が最も長かったのは1期生の秋元で、11年6ヵ月(そのうち約1年は活動休止)、29歳での卒業だった。この間に卒業したメンバーの在籍期間を見ると、1期生は9年11ヵ月(松村)から11年6ヵ月(秋元)、2期生は8年(堀)から10年(鈴木)だった。 現在のメンバーの在籍期間は3期生が7年8ヵ月、4期生が5年5ヵ月、5期生が2年3ヵ月となる。時期は未定だが6期生の加入も控えている。2024年が前述のような「卒業ラッシュ」の年となるのかは分からないが、「推しは推せるときに推せ」という言葉がある通り、今の時間を大切にするしかない。(文:堀タツヤ)