“財源がない”は本当? 国家公務員給与はアップ見込みも 難航する「103万円の壁」
■「政策優先度で実施を」専門家
時に、都合よく使われがちな「財源」問題。 「『財源がない』は本当か~『103万円の壁』引き上げを巡って~」というタイトルのレポートで注目されている専門家がいます。 ニッセイ基礎研究所 斎藤太郎経済調査部長 「日本は毎年数十兆円の国債を発行している。新しい政策をやるのに国債を発行してはいけないのであれば、今までやっていた政策も、かなりの部分を取りやめないといけない」 斎藤さんは「財源の有無」よりも「政策の優先度」で、実施するかどうか決めるべきだと指摘します。 斎藤経済調査部長 「日本経済が長期にわたって停滞している一番の原因は、やはり個人消費が増えない。(控除見直しで)恒常的な所得を増やせば、消費が増えることは期待できる。ですから、私は単純に『財源がない』ということで、この政策をやめるのは一番やってはいけないことだと思う」 (「グッド!モーニング」2024年12月17日放送分より)
テレビ朝日