《ブラジル》地域日本語教育の発展に寄与 聖南西教師研修会で知見共有
続いて渡辺会長による「低学年・児童の授業の工夫・活動」と「絵画授業の工夫と活動紹介」が行われた。授業を受ける子どもたちの意識を改革することが重要になることから、授業中に繰り返し五感を使うことや成果を子どもの見えるもので提示してモチベーションを上げる必要性が述べられた。 研修最後の講義は斎藤氏による初日の講義の続きが行われた。 今回の研修会について、長谷川美雪さん(UCENS日本文化センター)は「日本語教育については毎年課題を抱えています。研修会で参加者の皆さんと情報共有したり、人生の教訓を聞くと課題解決にすごくプラスになります」と話した。 川崎奈央子さん(ピラール・ド・スール日本語学校)は「今回の研修会では長年の経験に基づく教えと、新たな視点からの教えを頂くことが出来たので、少しずつかみ砕いて自分のものにしていきたいと思います」と感想を述べた。 閉会式では、コロニアピニャールモデル校市川幸三運営委員長が登壇し、「今回は他地域からの先生が少なく寂しさを感じました。次回の参加を楽しみにしています。研修会は来年も実施するので、参加者の皆さんはまた1年間頑張ってください」と締めくくった。 研修会に参加した教師の所属校は次の通り。コロニア・ピニャール日本語モデル校、ピラール・ド・スール日本語学校、UCENS日本文化センター、ピエダーデ日本語学校、カッポン・ボニート日本語学校、四つ葉学園、レジストロ日本語学校。