スーパーフェザー級英国王者リアム・ディロン、2つ目のタイトル獲得に挑む | ボクシング
スーパーフェザー級英国王者リアム・ディロンが同級コモンウェルス王者リース・ベッロッティの挑戦を受ける。
スーパーフェザー級英国王者リアム・ディロンはリース・ベッロッティとの一戦で、ベルトコレクションにコモンウェルスタイトルを加えるチャンスを得る。この試合は、日本時間2月11日4時からO2アリーナ内インディゴで行われるMatchroom社主催興行「NXTGEN」のメインイベントとして行われる。試合の模様はDAZNから生中継される。 ディロン(13勝0敗1分、3KO)は元スーパーフェザー級サザンエリアおよびイングランド王者だ。昨年7月にニューカッスルでカイス・アシュファクを破り英国タイトルを獲得し、勝利を亡くなった妹ローレンに捧げた。現在28歳のディロンはブレントウッドのRJ'sボクシングジムで厳しいトレーニングを積む。Matchroom社のエディー・ハーン氏がプロモートする今大会で自身の「お気に入りの選手」と戦い、プロ転向以来4つ目のタイトルを狙う。 「従来のルートを辿ることを望んだ」とディロン。「ベルトを飛ばしたくなかった。ボクシングは梯子を登るようなものだからだ。サザンエリア王座を勝ち取り、次に目指すはイングランド王座だった。それを獲得して、コモンウェルスの資格者決定戦を戦い、英国タイトルに挑むチャンスを得た。今度はコモンウェルス王座だ。そう、伝統の道のりを歩んできた。インターナショナル王座や世界タイトルに挑戦する前に、まずは手にしたい4つのタイトルなんだ」 「精神的にも肉体的にも今が人生最高のコンディションだ。この大チャンスを心から待ちわびている。英国王座を獲得することは子どもの頃からの夢だった。それが今、コモンウェルス王座との統一に向けてさらに大きな意味を持っている。特に以前、コモンウェルスタイトルへの挑戦者決定戦で苦しんだからね」 「リースは応援している選手の一人だ。数年前のインタビューで、リース・ベッロッティが国内でお気に入りの選手だと言ったことを今でも覚えているよ。数回の敗北を経験したが、今でもお気に入りだ。彼は戦いに来るし、チャレンジを続けている。今は良い流れの中にある。そのことが僕にもさらなる刺激を与えているんだ。O2のインディゴでファンの皆を前にして、素晴らしいショーを展開するのが待ち遠しい。豪華な試合になると思う」 ワトフォード出身のベッロッティ(17勝5敗、14KO)は、2022年から2023年にかけて3連勝を飾っている。「ボマー」のニックネームを持つベッロッティは前回、リバプールのM&Sバンクアリーナでアキブ・フィアスを8ラウンドで退け、空位のコモンウェルススーパーフェザー級タイトルを獲得した。フィアスはこの試合でプロ初黒星を喫した。 ディロンは、フィアスと同じ運命に陥らないためには自分の全てを出し尽くさなければならないと認識している。リングで歴戦をくぐり抜けてきたディロンは、これまでのキャリアで最も困難なテストになると予測する。この一戦に向け、勝利を手にするための準備が整っていると語る。 「彼がどんな戦略で来るのかは分からない」とディロン。「彼には僕を出し抜く手があるかもしれないと思う。けれど、僕は自分のスタイルを貫く。リングで楽しむことが自分のリズムを生むから、良くないと感じることに手を出しては意味がないんだ。リングに立ってぶつかり合い、彼も同じことをしたら、ファンの興奮を呼ぶ試合になるだろう」 「英国王座は誰もが望むベルトだ。それが彼にとって最後のチャンスになるかどうかは僕が言うことではない。彼が以前に挑戦したときは惜しくも届かなかった。わずかな差で判定負けを喫したと記憶している。でも彼はそれから復活して、3つの勝利で再び挑戦のチャンスを手に入れた。彼は最後まで全力で戦う。それは自分も同じだ」 「彼は英国王座の指名挑戦者であり、自分はコモンウェルス王座の指名挑戦者だ。僕は彼の目指すものを遮る存在で、彼は僕が求めるものの前に立ちはだかる相手だ。僕は強打を振るうファイターに慣れている。僕はいつでもタフでありつづけた。誰であっても相手のパワーをリスペクトしているが、彼のパンチ力は確かなものだと認識している。高いノックアウト率がそれを物語っている」 「ただ、自分の前に立つファイターに集中するだけだ。いずれにせよ厳しい戦いになる。リースが僕のキャリアで最も手強い相手になることに疑いはない。経験もパンチ力も備えている。勝利を掴むためにはあらゆることを尽くす用意ができている」
DAZN News