初代門司駅関連遺構 イコモス工事中止を求める
九州朝日放送
取り壊しに向けた工事が始まった、初代門司駅の関連遺構を巡り、日本イコモスが工事の中止を求める声明文を北九州市に提出しました。 初代門司駅の関連遺構は、北九州市が計画する、複合公共施設の建設予定地で見つかり、市は、遺構を記録保存した上、早ければ今月中にも取り壊す方針です。 20日、日本イコモスの溝口孝司副委員長が、工事の中止を求めた声明文を市の担当者へ手渡し、「遺構と公共施設を共存する方法を話し合いたい」と訴えました。 これに対し、先ほど取材に応じた武内市長は、「これまで通り、頂いた内容を受け止めて精査していきたい」とコメントし、遺構の展示方法についても「検討の詰めの段階に来ているので方向性を見出していきたい」としました。 また武内市長は、日本イコモスの溝口副委員長や遺構の保存を求める市民団体と20日午後それぞれ30分ずつ面会し、要望を受けていたことを明らかにしました。
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