32歳ビキニ選手、しなやかな筋肉で活躍中!とある呼吸法で「疲労回復&ウエスト引き締め」
肋骨を動かす呼吸法でウエストをタイトに
「昨シーズンからの取り組みとして、コンディショニングにも力を入れました。私は僧帽筋を使おうとしてしまう癖があり、僧帽筋が緊張していて背中の広がりがあまり出せなかったんです。昔、陸上をやっていたからなのか分かりませんが」 「胸椎も最初はまったく動かなくて、背中への効きも悪かったです。今は胸椎を動かすための機能改善トレーニングを行っており、やり始めてからは胸椎の伸展ができるようになり、胸をしっかり張ってトレーニングできるようになって背中への効きも良くなりました」 ウエストをタイトに保つために永江選手が実践している呼吸法とは? 「あとは、ウエストをタイトに保つためや疲れを取るための呼吸も行っています。息を吸うときに肋骨をガバっと開き、息を思い切り吐きながら肋骨を閉じていく。この呼吸エクサイズを毎日朝と寝る前に行っています。具体的には10秒間吸って、10秒間で吐き切る。その後10秒息を止める。これが1セットです」 この呼吸法にはリラックス効果もあるという。 「僧帽筋周りの緊張が取れるため身体の力が抜けていきますね。また、ビキニではウエストをタイトに保つことが重要なので、息を吐き切って肋骨を閉じ切ることでウエスト周りが引き締まります」
祖父の応援がモチベーションの源泉に
日本のトップで活躍する永江選手だが、意外なことに優勝に対してはどん欲というわけではない。 「『絶対にこの大会で優勝するぞ!』といったスタンスではなく、自分でもよく分かりませんが『不思議とやってしまう』競技です。もちろん大会前はスイッチが入り、『勝ちたい!』という気持ちは湧いてきますが」 永江選手にとって競技を続けるモチベーションはどこにあるのか。 「減量など、辛いことが多いにも関わらず競技を続けているのは、続けることで『心が豊かな瞬間』を感じられるからだとも思います。私にとっての豊かな瞬間は自分の心身の成長を感じられたときや、周りの方が喜んでくれるときに特に感じます。祖父は私が大会に出ているとき、オンライン配信を見て応援してくれて、喜んでくれるんです。周りの人が喜んでくれることがモチベーションの源泉なのかもしれませんね」
取材:FITNESSLOVE編集部