平時は観光施設で災害時は避難施設に…7月開業予定「津波避難複合施設」で住民と観光客が訓練(静岡・伊豆市)
Daiichi-TV(静岡第一テレビ)
7月開業予定の静岡・伊豆市土肥の津波避難複合施設で、災害時に住民と観光客が声を掛け合い逃げられるようにと、避難訓練が行われました。 訓練が行われたのは、7月開業予定の「テラッセ・オレンジ・トイ」で、災害時に住民や観光客が「一声かけて素早く非難すること」を目的に、地元住民や千葉大学の学生など約200人が参加しました。 (訓練・同報無線) 「ただいま大きな地震が発生しました」 同報無線で訓練用の地震発生が伝えられ避難訓練が始まりました。 (参加した住民) 「さあ、お姉さん行こう!」「逃げますよ」 住民たちは観光客役となった千葉大の学生たちにも、声をかけて避難を行いました。 (参加した大学生) 「観光客だと土地勘がないので、『こっちに行きましょう』みたいな感じで声をかけてもらえたことでスムーズに行動できたと思います」 この日の訓練では、新しくできた津波避難施設への誘導が検証され、避難経路や避難時間なども、機器を使って測定されました。 この新しい津波避難施設は、観光施設としての機能も併せ持つため、伊豆市では、普段から利用して避難の訓練に活かしてほしいと話しています。