敷地内にたくさんの“傘” 八戸・南部会館で「雪つり」
本格的な冬の到来に備える「雪つり」の作業が八戸市内で始まっている。市文化教養センター南部会館では2日、庭師が木々の枝に縄を張り、敷地内にたくさんの“傘”が広がった。 雪つりは、降り積もる雪の重みから木を守るため、幹に沿うように柱を立て、頂点から下がる縄を枝に張る冬支度。 この日は畑中造園土木(八戸市)の庭師8人が作業に当たった。庭師は脚立に登ると、縄で支える枝の場所を見定め、一本一本丁寧に結んでいった。 同社の畑中崇部長(41)は「枝が折れることなく冬を越し、元の状態のまま縄を取ることができたら」と願いを込めた。
デーリー東北新聞社