こども園で相次ぐ“アレルギー事故”…おやつ食べて 子どもを守る「3つの注意」
なぜ、安全なはずの米粉パンで、アナフィラキシーショックを起こしたのか。提供された米粉パンのパッケージには、大きく「小麦」と書かれていますが、園長は…
名張きぼうのこども園 福永かほる園長 「もう…思い込み、最初の思い込みがそれだったと思います。取り返しがつかない。見落としてしまった」 女の子の母親 「確認をしっかりしてもらって、防げる事故は防いでほしい」 こども園でのアレルギー事故は、相次いでいます。新潟県上越市にある認定こども園でも6月に卵を含む「カスタードタルト」をおやつとして提供したところ、誤って卵アレルギーのある園児にも提供してしまうという事故が発生。園は運営会社に対して「卵は入っていないと思い込んだ」と説明しています。 ◇ 思い込みや確認不足から、子供たちを守るための対策とは… 都内の認定こども園を訪れると、ちょうどおやつの時間でした。この日はロールケーキです。ただ、この園では、生クリームや卵が食べられない子供がいるため、アレルギーがある子供には、別のおやつを用意しています。
栄養士 南部実生さん 「このホットケーキは卵や乳も入っていないので代替え」 子供たちに食べさせるまでの間、少なくとも3回、細心の注意を払っているといいます。
まずは、原材料を仕入れる時です。 栄養士 南部実生さん 「原材料に何が入っているのか、いつも使っている物でも毎回確認」 調理する時も、間違った食材を使わないよう、複数の目で声を掛け合って確認しているといいます。
最後に、配膳する時も、子供たちにはどんなアレルギーがあるのかひと目でわかる名札を身につけてもらい、誰が担当しても誤って提供することがないようにしているといいます。
栄養士 南部実生さん 「ダブルチェック、トリプルチェックで、抜けのないようにやっている」 大人の複数の目で、確認することが大切です。