追悼・寺尾…酒量は日本酒5合にウイスキーボトル1本!「’85年の兄・逆鉾と『ナニ』比べ」衝撃写真
あまりに早いお別れとなった。 12月17日に都内の病院で、うっ血性心不全のため亡くなった元関脇・寺尾の錣山親方である。享年60。持病の不整脈や心臓の病気で、今年9月から入退院を繰り返していたという。甘いマスクと激しい取り口で現役時代からファンを魅了した力士だった。 「大きさを調べてやる」と下半身を凝視…追悼・寺尾「兄・逆鉾と『ナニ』比べ」衝撃写真 「体重110kg台と相撲取りとしては細身ながら、俊敏な動きで回転の速い突っ張りを得意としていました。ケガに泣かされながらも土俵にあがり続け、ついた愛称は『鉄人』。連続出場は歴代7位の1359回、通算出場は同4位の1795回です。39歳で引退するまで、同10位の860の白星をあげました。 長男・鶴嶺山(元十両・’20年3月に60歳で死去)、次兄・逆鉾(元関脇、’19年9月に58歳で死去)とともに、入門した部屋と父親である師匠の名前にちなみ『井筒3兄弟』と呼ばれていた。親方としては厳しい指導で知られていました」(相撲協会関係者) 『FRIDAY』は’85年3月1日号で、逆鉾と「ナニ」を比べ合う兄弟の衝撃写真を掲載。再録して、酒豪で女性にもてまくった寺尾の豪快な素顔を振り返りたい(内容は修正しています)――。 ◆好きなタイプは「長与千種」 「オマエが幕内の器かどうか『ナニ』の大きさを調べてやる」 「兄貴ぐらいでも通用するなら、オレはすぐに三役さ」 掲載した写真で、そうライバル意識をムキ出しにしたのは寺尾(左)と逆鉾(右)だ。寺尾のハチャメチャぶりは角界でも珍しい。 「オレ、顔がイイから役者になろうと思っていた」と公言する寺尾は、髷よりチェッカーズカットが似合いそう。「ガールフレンドならいっぱいいるよ」との言葉どおり、彼の自室は女性ファンからプレゼントされたセーターやぬいぐるみだらけ。タンスの引き出しはファンレターで溢れる。好きなタイプは石原真理子、三田寛子、そして「(女子プロレス)『クラッシュギャルズ』の長与千種」だという。 「酒量は日本酒5合にウイスキーボトル1本と相当な酒好きです。カネが入るとスグに使ってしまう。十両優勝(’85年1月場所)でもらった賞金50万円も、お世話になった兄2人に10万円ずつ渡し、残りの30万円は部屋の若い力士と飲み歩き一晩で使い果たしたと聞きました」(当時のスポーツ紙担当記者) 土俵の外でもファンを楽しませ続けた寺尾。天国では「井筒3兄弟」で、大好きな酒をゆっくり楽しんでもらいたい。
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