「あっさりしてほどよい甘み」わせ種の桃を今季初出荷 大きさや色づきも上々
みなみ信州農協(本所・長野県飯田市)は25日、長野県松川町内の選果場で、わせ種の桃を今季初めて出荷した。好天に恵まれて順調に生育した桃は、平均糖度が12度で甘く、大きさや色づきも良いという。出荷量は前年より微増の798トンを見込む。 【写真】桃の選果 実に変色がないかを点検
この日は喬木村と豊丘村の3農家が生産したわせ種「日川白鳳(ひかわはくほう)」「赤宝」が並んだ。ほのかな甘い香りが漂う中、入荷した約170キロの桃を選果員4人が手早く仕分けた後、県内の直売所や市場に向けて出荷された。
わせ種の出荷は今週末がピーク。来月中旬には主力品種「あかつき」などの出荷も始まる。同農協果実柿課の片桐将史さん(36)は「わせ種はあっさりしてほどよい甘みが特徴。おいしい桃を味わってほしい」と話していた。