香港株の投資判断「アンダーウエート」に引き下げ=ゴールドマン
[シンガポール 18日 ロイター] - ゴールドマン・サックスのアナリストは香港株について、割安だが中国の景気支援策の恩恵を受けない可能性があると指摘し、投資判断を引き下げた。 17日に公表したアジア太平洋ポートフォリオ戦略ノートで、「バリュエーションは厳しくないものの、香港は経済成長も収益の伸びもあまり期待できない」と述べ、香港株の資産配分をアンダーウエートとすることを推奨した。 「不動産と小売りセクターは依然として圧力を受けており、中国が国内経済の強化に注力していることから、香港経済は中国の政策支援から以前ほどの恩恵を受けない可能性がある」という。 この推奨はMSCI香港株指数に採用されている香港企業を対象としている。 また、18日に公表した中国に焦点を当てた別のノートでは本土株の保有を改めて推奨した。 中国の経済政策の恩恵を受けるとみられる消費関連株への傾斜を示唆し、来年末時点のCSI300指数の水準を4600と予想した。