ニコ・ウィリアムズが前回大会王者イタリアを相手に輝きを放つ 「僕たち全員が動物のように連動した」
大舞台で猛威を振るう両翼
EURO2024のグループステージで注目のビッグマッチとされていたスペイン対イタリアの一戦は1-0でスペインの勝利に終わった。この試合で眩いほどの輝きを放ち、スペインを勝利に導いたのは21歳のニコ・ウィリアムズだった。 [動画]EURO2024スペイン対イタリア戦ハイライト ニコ・ウィリアムズは決勝点となるオウンゴールを誘発し、この試合を通じて自身がスペイン代表にとっての強力な武器であることを示し続けた。『MUNDODEPORTIVO』はその活躍を「ボールを持つたびに脅威となり、前回大会王者であるイタリアにとって常に悪夢のような存在だった」と高く評価している。この試合でMVPを獲得したニコ・ウィリアムズは「僕たち全員が動物のように連動した素晴らしい試合だった。この大会で、僕たちは大きなことを成し遂げたいんだ」と喜びのコメントを残した。 「この大会が自身の価値を示す素晴らしいショーケースであることは自覚しているけど、可能な限り最高の試合をすることだけに集中している。とてもうれしいし、これは僕を信頼してくれたすべての人たちのおかげだ。MVPになるなんて夢のようだよ」 「監督から積極的に前に出るように言われ、それを発揮することができた。スペイン代表として今までで最も完璧なプレイができたと思うし、これからもこの調子で、できるだけチームの力になりたい。ボールをキープするのが自分の弱点だから、それを克服するのが今後の目標だ」 また、左SBのマルク・ククレジャとのコンビネーションにも「彼のことは完璧に理解している」と自信を覗かせ、「僕の長所である1対1の場面を作って、相手ディフェンダーを抜き去ることが出来れば、チームを優位に出来る」とチーム内での自身の役割を語った。 スペイン代表は左にニコ・ウィリアムズ、右に16歳のラミン・ヤマルと若い二人がチームの両翼を担っており、今大会では間違いなくスペイン代表の大きな武器として機能している。今後対戦するチームは大舞台で猛威を振るうこの両翼への対策は必須と言えるだろう。
