鹿島レジェンド本田泰人が森保Jを採点!|アピールのチャンスなのに覇気が感じられず。代表デビューの鈴木唯人も消極的だった【ミャンマー戦】
シリア戦ではワイドのポジションに注目
ミャンマー戦で、日本は第二次森保ジャパンになって初めて3-4-2-1を採用した。オプションとしては4-2-3-1以外のシステムも使えれば、チームとしての戦い方の幅が広がるだろうが、チームの底上げのベースとなる新戦力の台頭がなければ、根本的には日本の強化にはつながらない。 もっとも、サイドバックの人材不足を考えると、3-4-2-1の変更には賛成だ。 アジアカップのイラク戦(1-2)で、日本は右サイドバックの菅原由勢を狙われて敗れたが、長友佑都、酒井宏樹に続くサイドバックの選手が出てきていない。 ミャンマー戦では、ワイド(ウイングバック)に入ったのは右が菅原、左が中村だったが、もっと強いチームとの対戦を考えると、守備面で不安が残る。 現状で4-2-3-1の場合、サイドバックの候補は菅原、毎熊晟矢、伊藤洋輝、橋岡あたり。3-4-2-1で考えると、ワイドの第一候補は右に伊東純也、左に三笘薫とハマりが良くなる。怪我さえなければ、3バックも伊藤、冨安健洋、板倉滉とメンツは揃っている。 この6月シリーズでは、伊東と三笘が不在だ。それに続く選手は誰になるのか。今回の招集メンバーの中に、毎熊の名前はない。ならば、左は伊藤か、右は長友か。攻撃的に行くなら誰を選ぶのか。次のシリア戦では、3-4-2-1のワイドのポジションに注目したい。 【本田泰人氏のミャンマー戦の選手・監督の採点は以下のとおり】 GK 1 前川黛也 |6 DF 21 伊藤洋輝 |6 22 橋岡大樹 |5.5 3 谷口彰悟 |6 MF 2 菅原由勢 |5.5 (→62分 14 相馬勇紀 |6) 5 守田英正 |6.5 ★MOM (→80分 4 板倉滉 |-) 10 堂安 律 |6.5 (→HT 20 鈴木唯人 |6) 13 中村敬斗 |6 15 鎌田大地 |6 (→62分 11 前田大然 |6) 18 旗手怜央 |6 (→HT 7 川村拓夢 |6) FW 19 小川航基 |6 監督 森保 一 |6 ※採点は10点満点で「6」を及第点とし、「0.5」刻みで評価。 ※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。 ※MOM=この試合のマン・オブ・ザ・マッチ 構成●サッカーダイジェストWeb編集部