開催直前! 野島裕史が大会組織委員会委員長・栗村修に聞く「ツアー・オブ・ジャパン2024」楽しみ方と観戦マナー
声優界随一のサイクリスト・野島裕史がパーソナリティをつとめ、自転車をテーマにお届けするTOKYO FMのラジオ番組「サイクリスト・ステーション ツアー・オブ・ジャパン」。5月12日(日)の放送は、前回に引き続き、一般財団法人「日本自転車普及協会」の理事であり、UCI公認・日本最大の国際自転車ロードレース「ツアー・オブ・ジャパン」の組織委員会委員長・栗村修さんを迎え、お届けしました。
◆進化したツアー・オブ・ジャパンが目指す“美しい旅”
野島:先週に引き続き、この方をお迎えしています! 栗村:ヘルメットがあなたの命を守る、自転車に乗ったらヘルメットをかぶろう! 栗村修でございます。よろしくお願いします。 野島:よろしくお願いします。先週同様、笑点感を感じますね。標語を言ってから名乗るのがちょっと懐かしい感じ(笑)。 栗村:やっぱり日曜日は「笑点」からの「サザエさん」。どちらもすごいですよね、現役で。 野島:この番組、そして「ツアー・オブ・ジャパン」の大会もこれから30年、40年と……。 栗村:そうですね。そうなると野島さんもだいぶ年齢が……。でも、自転車は健康対策にいいですからね。 野島:そうなんですよ! 僕は自転車に乗り始めた頃は50~60歳で乗らなくなるのかなと勝手に思っていたんですが、乗り始めてみると諸先輩方がたくさんいらっしゃって。ずっと乗れますからね。 栗村:今は70代、80代の現役サイクリストも多く、みなさん元気。我々よりも元気ですから。 野島:これは“サイクリストあるある”ですね。さて、いよいよ5月19日(日)から国内最大級のUCI公認ステージレース「ツアー・オブ・ジャパン2024」がスタートします(5月26日(日)まで)。大会直前、ここで改めて今の心境を伺いたいのですが。 栗村:ここまでくると大きな準備は終わっていますから、あとは本番(を迎えるだけです)。大阪から東京に向かって計8日間を数百人が移動するのでいろいろなことがあり、そのドキドキ感はありますが、むしろここまでくると楽しみですね。 野島:さすが(大会運営を)10年間やってきた余裕を感じますね。 栗村:先週もお話させていただきましたが、やはり10年前に比べると体力は落ちていますけどね。昔は「1週間寝ないでいこう!」ぐらいの感じだったんですけど、ちょっと50代になった今は……。 野島:40代と50代では全然違いますよね。 栗村:本当にヤングのみなさんにお伝えしたいのですが、40代と50代ではだいぶ違います。 野島:その話は今度改めてじっくりと伺いたいと思いますが(笑)、栗村さんのブログ「栗村修のワールドツアーへの道」には、「2024年、TOJ(ツアー・オブ・ジャパン)はさらなる進化を求め、出場チームや選手の多様化を進め、この国を元気にする、美しい旅のレベルアップにチャレンジしてまいります」と書かれています。“さらなる進化”、“美しい旅”というのは、具体的にどういった意味なのでしょうか? 栗村:やはり、若い人たちのエネルギッシュな姿、上を目指していく怖いもの知らずの走りですね。夢を持ちながらキラキラしている、そういう選手たちの戦いが日本を元気にしていくというビジョンを持ち、「ツアー・オブ・ジャパン」もそのような進化を果たしているということで、世界中から今後本当にトッププロを目指していくような、ある意味荒削りで勝利に飢えている選手たちの戦いが見られるレースを作りたいと思っています。 野島:そういったところにも注目して、ぜひみなさん生でご覧になっていただきたいと思います。