「失われた信頼の回復は並大抵では難しい」 池田佳隆容疑者(57)逮捕で地元県連会長が会見【会見全文】
Q(連絡が)暮れにさしせまったというのはいつ頃? (丹羽会長) 12月27日か28日だったと記憶。 Qそれ以前は?そのときも体調悪いと? (丹羽会長) 国会が閉じる前に、私が議運筆頭理事で内閣不信任案が出されたので池田議員に、最終だったので「国会に来て、態度表明したらどうか」と助言したが、そのときは当時「体調不良で行けない」という話だった。そうこうするうちに国会が終わり、 その後2、3度連絡したが連絡がつかない中での、先ほどの暮れの連絡。 Qその時に会長から助言は? (丹羽会長) 「議員として最後、説明責任果たしたらどうか」と話した。 Q「時機がきたら」と? (丹羽会長) そうですね。 ■質疑応答 全文掲載「想像しうる使い道は?」 Q4800万円収支報告書に記載がなかったということで、想像しうる使い道は?今後、県連として政治資金パーティーはどうしていく? (丹羽会長) 池田議員本人が受け取った額が4800万というのは実際そうか、帳簿を見ていないのでわからないが、非常に多大な額。我々政治家として、その額が帳簿に載らずに動いていたのが非常に不思議な思い。 いかに本人が活用したかは本人しかわからない。推測の域を出ないが、普通ならその額が政治活動で使われるような額ではなかったのかなと推察。今後、党本部で新たにことしから政治改革刷新本部ができた。私自身もかつて派閥に所属していたが、議員だけで決めるのではなく、個人的な話だが、第三者の外部の意見を聞いてやっていくことのほうが、今後より一層政治資金に対する不透明さを明るくするため必要と考える。 Q有権者から落胆や心配の声も。会長に厳しい声届いている?信頼をどう回復? (丹羽会長) 今般失われた信頼を回復させるのは並大抵では難しい。もし簡単に回復できると考える議員がいたら「まったく違う」と思う。日常活動をはじめ「政治と金」に対する国民や有権者の不満などに対してより一層真摯に向きあっていく。罰則も含めて法改正を厳しくしていかなければならないのではないかと考える。 Q暮れの連絡以外、本人から連絡はそれまでなかった? (丹羽会長) 池田氏本人から電話があったのは暮れの一本。 Q県連に対し手紙などは? (須﨑幹幹事長) ないです。 Q信頼回復に向けて県連では? (丹羽会長) 県連としても政治資金の提出報告があるので、各議員の再度見直しによる。非常にマンパワーが必要になるが、そういったことを時間をかけて、不透明な部分がないかチェックしなければというのは考えている。
【関連記事】
- 「娘の顔が分からなくなってきた」5回目のワクチン接種後に体調不良 手足に力が入らず字も書けない“記憶障害”も… “打たざるを得ない”医療機関の事情【大石邦彦が聞く】
- 元TOKIO山口達也さん(51)が語ったアルコール依存症の苦しみ 「2年間飲まなかったのに 一気に1.5リットル飲んでバイクにまたがった」
- 信号待ちをしていたら無免許運転の車が突っ込んできた 私“玉突き事故”の渦中に「えっ、なぜ?車の修理代は自分で?」【衝撃の交通事故体験記】
- 「頂き女子りりちゃん」にはベトナム国籍の夫がいた 初公判の法廷で明らかになった素顔 20歳ごろからホストにのめり込む【裁判担当記者の取材メモ】
- 「一緒に生まれ変わりたかった」 父と姉を刺殺したひきこもりの男 姉は最期に「ごめんね」と言った