□ZUNに話をしてから続ける□のは「よくない」―クラファン意欲のアニメ風3D東方二次創作『東方幀友並』、原作者にまだ相談しない理由を説明
「ZUNに話をしてから続ける必要があるのでは」という提案については「それはよくないと思う」といい、「もし一定の完成度の内容(例えば大きな実機デモ)を出せず、プレイデモと企画書で話をして、ZUNがクラウドファンディングに同意したとしても、その後に続く内容の出来が良くなかったがために(ZUNが)考えを変えた場合、ZUNはとても困るのではないか」「人を誤解させるための□マーケティング□操作みたいなものは好きではない」といった考えを説明。「このような理由で、今に至るまで(ZUNに)話をしていない」としました。
前述したガイドラインでは二次創作全体として、「東方Projectのイメージを損なう内容」などの表現の面で禁止事項が設けられていますが、クラウドファンディングについては「個人活動の範囲を超える資金集めに伴うトラブルに、版元として責任を負いかねる為」と説明しているため、□作品の出来を理由にクラウドファンディングが禁止されるか否か□は不明となっています。さらに、記事執筆時点でも継続して行われているかは明かされていませんが、過去に投資を募り、実際に出資が報告された件は、「個人活動の範囲を超える資金集め」に該当する恐れがあるほか、行為自体はいわば□ファンディング□です。
しかし、「ガイドラインから大きく逸脱した行為については直接連絡することがあります」とも記載されていることから、『東方幀友並』の現状を見るに、ZUN氏側は□問題視していない□または□関知していない□と考えられます。
なお、執筆時点で『東方幀友並』公式SNSアカウントは、クラウドファンディングの開始時期について過去、「今回の戦闘デモだけでなく、次回のサンドボックス・デモがあるので、少なくともKickstarter(でクラウドファンディング)を立ち上げるのは、それまで辛抱する必要がある」と明かしていますが、どの段階でZUN氏に連絡するのか、具体的な時期などは明かしていません。
Game*Spark ケシノ
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