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（ブルームバーグ）： 欧州のプライベートエクイティー（ＰＥ、未公開株）投資会社ＣＶＣキャピタル・パートナーズは、アムステルダムでの新規株式公開（ＩＰＯ）に向けた計画を再開し、約10億－15億ユーロ（約1630億－2450億円）規模での実施を目指す見通しだ。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。同業他社にも株式公開を促す可能性がある。

ＣＶＣは15日にも株式公開の意向を表明し、株式の10－15％が対象になる可能性があると、情報はまだ非公開だとして匿名を条件に関係者が語った。同社は130億－150億ユーロ前後の評価額を目標としているという。

上場のタイミングについては現在検討中であり、詳細は変更され得ると関係者の１人は説明。ＣＶＣの担当者はコメントを控えた。ＣＶＣが10億ユーロ以上を目指す意向であることは、米紙ウォールストリート・ジャーナル（ＷＳＪ）が先に報じていた。

ＣＶＣのウェブサイトによると、運用資産は約1860億ユーロ。同社は少なくとも2022年以降、上場に取り組んできたが、これまでのところ不安定な市場に振り回され実現していない。今回は欧州でのＩＰＯ回復により上場のチャンスは広がっているものの、１年半の低迷を受けてその回復にはばらつきも見られる。

ＰＥ投資会社はここ数年、インフレ、高金利、ボラティリティー上昇がディールメーキングの重荷となり、投資からの撤退への道が大きく制約されている。リターンの鈍化も新たな資金調達を難しくしている。

上場することにより、株式という形の新たな買収通貨を獲得することができ、他の資産運用会社にも株式公開を促す可能性がある。

原題：Buyout Giant CVC Seeking More Than €1 Billion in Amsterdam IPO（抜粋）

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