新型コロナウイルス5類移行で消費行動に変化 拡大した市場・縮小した市場ランキング
今年は新型コロナウイルスの影響も収まり、皆さんもいろんな場所に出かける機会が多かったのではないでしょうか。 【概要資料3枚】拡大した市場&縮小した市場1位~20位、大学生の消費行動変化を要約でサクッと読む 環境が変われば必要とされるものも変わります。今回は株式会社マクロミルの調査をもとに、2023年の市場規模が拡大・縮小した商品をみていきます。 ※ランキングのための集計データは全国3万人の消費者パネルから毎日の買い物履歴をもとに収集され、2023年1月1日から10月17日までのものです。 ※編集部注:外部配信先では図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。
市場拡大ランキング
●1位~10位結果 ・1位:一般用検査薬 ・2位:その他芳香・消臭剤 ・3位:リップカラー ・4位:ビタミンB2B6主薬製剤 ・5位:鎮咳去たん薬 ・6位:発泡酒 ・7位:かぜ薬 ・8位:整腸(指定医薬部外品) ・9位:コンシーラ ・10位:飲薬補助用品・用具 市場拡大ランキング1位は一般用検査薬でした。 今年の春に新型コロナウイルスが5類移行されたことで、わざわざ検査機関に行かずにセルフチェックする方が主流になっているのでしょうか。 ●11位~20位結果 ・11位:口腔咽喉薬 ・12位:乗り物酔い薬 ・13位:その他畜産 ・14位:乳酸菌飲料 ・15位:換気扇・レンジクリーナー ・16位:その他メイクアップ化粧品 ・17位:熱冷却用品・用具 ・18位:口内炎用薬 ・19位:その他男性化粧品 ・20位:リップクリーム 医薬品が多数ランクインしています。 インフルエンザ流行への懸念や体調不良を自力で治そうとする人が増えているのかもしれません。 また、化粧品や乗り物酔い薬のような外出に関連した製品がランクインしていることからコロナ禍の終わりを感じますね。
市場縮小ランキング
●1位~10位結果 ・1位:殺菌消毒(指定医薬部外品) ・2位:その他住居用洗剤類 ・3位:香味油 ・4位:体温計 ・5位:その他衛生医療用品 ・6位:酒類を含むセット商品 ・7位:その他日用品 ・8位:その他スープ ・9位:バケツ・ベール ・10位:缶切り・栓抜き類 1位は殺菌消毒となりました。 コロナの5類移行の影響を受けて、消毒液を使う機会が減ったことが影響していると考えられます。 同じ理由でマスクもランクインしているのかもしれません。 ●11位~20位結果 ・11位:肩入れ ・12位:ビタミンB2主薬製剤 ・13位:マスク ・14位:肩こり・腰痛ケア用品・用具 ・15位:鉢・フラワースタンド類 ・16位:塗装用具 ・17位:住居用ワックス ・18位:外用殺菌消毒薬 ・19位:レンジ専用食品 ・20位:その他調理器具 コロナ禍のおうち時間を楽しむために使われていた園芸関連品や保存食品関連品の消費が落ち込んだようです。 ケア用品や住居用ワックスなど、気分よく過ごすためのものもあまり購入されなくなりました。 市場規模の拡大と縮小を見ると、消費行動はアフターコロナの空気が大きく影響していることがわかったのではないでしょうか。